難しかったのは「睡眠をとること」
前澤友作、平野陽三(前澤関連会社役員)、アレクサンダー・ミシュルキン(ロシア人宇宙飛行士)の3人が、約12日間のISS(国際宇宙ステーション)滞在を経て、12月22日20時30分頃(日本時間)から、ロシア・モスクワ州のスターシティ内にて、帰還報告記者会見をオンラインで行った。
・前澤友作、約12日間のISS滞在を経て地球へ無事帰還/着陸後の映像
ISS滞在から帰還後、初の公の場となる本会見。フライトスーツを着用した3人は、横一列で椅子に座り、事前に世界中のメディアから寄せられた質問にオンラインで答えた。まず、「ISSの滞在は短かったか、長かったか?」と聞かれた前澤は、「短かったです」と即答し、「慣れるまでに3~4日かかりましたし、慣れてからもあまり時間がなかったので、理想でいうと20日くらい滞在したかったです。30日だと少し長いかな」と、率直な思いを述べた。そして、「宇宙でやってほしい100のこと」ついて聞かれると、「100個中70個~80個はできたかと思います。20~30個はできませんでした。内容はYouTubeをご覧ください(笑)」と、宇宙で実践した「100のこと」を振り返った。
今回の宇宙滞在で、日常生活に対する見方や考え方がどのように変わったかと聞かれた前澤は「地球を大事にしようと思いました。あと、缶詰めを食べた後は地上でも小さく折りたたもうと思いました。ゴミをしっかり分別します」と回答した。
「世界平和」という表現をよく使う前澤。宇宙でそれを実現するにはどのようにすればよいか問われて「 偉い方々にも宇宙に行っていただいて、実際に宇宙から地球を見ると恐らくお考えが変わられると思うので、たくさんの方々に行ってほしいと思います。特に国を動かすような方々には行っていただきたいです」と鋭いコメントをした。さらに、宇宙空間で心地の悪かったことに関しては「睡眠が難しかったです。それを改善するために、ある工夫をしました。続きはYouTubeをご覧ください(笑)」と宇宙での辛かった体験も明かした。
最後に、次の夢を聞かれた前澤は「月に行くことです」と力強く回答。2023年に予定している月周回旅行に向けて意欲を見せた。夢を追いかける素晴らしさが伝わってくる記者会見であった。
前澤友作ら3人の帰還報告記者会見は、2021年12月22日より公開中。
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