『7番房の奇跡』監督が軍事政権下の韓国を舞台に描くヒューマン・サスペンス
軍事政権下の韓国を舞台にしたヒューマン・サスペンス『偽りの隣人 ある諜報員の告白』が、2022年2月2日にDVDリリースされる。これに合わせて本作の予告編が公開された。
国家による弾圧が激しさを増す1985年の韓国。次期大統領選に出馬するため帰国した野党政治家ウィシクは、空港に到着するなり国家安全政策部により逮捕され、自宅軟禁を余儀なくされた。諜報機関はウィシクを監視するため、左遷されていたものの愛国心だけは人一倍強いデグォンを監視チームのリーダーに抜擢、隣家に住み込ませて24時間体制で監視させる。
機密情報を入手するため盗聴器を仕掛けたデグォンだったが、家族を愛し、国民の平和と平等を真に願うウィシクの声を聞き続けるうちに、上層部に疑問を持ち始める。そんな矢先ウィシクとその家族に命の危険が迫っていた…。
本作のメガホンを取ったのは、韓国歴代興収10位のヒット作『7番房の奇跡』(13年)のイ・ファギョン。軍事独裁政権と民主化運動の対立をモチーフに、社会派サスペンスでありながらも心に染みるヒューマンドラマに仕上げている。
主人公のデグォン役にはドラマ『応答せよ1994』でブレイクし、『レッド・ファミリー』(13年)『善惡の刃』(17年)などの話題作に出演してきたチョン・ウ。政治家ウィスク役には、『7番房の奇跡』『国際市場で遭いましょう』(14年)で活躍し、本作で約2年ぶりに俳優復帰した名優オ・ダルス。さらにキム・ヒウォン、キム・ピョンチョルら個性的な顔が脇を支える。
『偽りの隣人 ある諜報員の告白』は2022年2月2日にDVDリリースされる。
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