パリ・オペラ座ガルニエ宮を埋め尽くす無機質な物体!? 世界最高峰のバレエ団の唯一無二なパフォーマンス『プレイ』予告編公開
#アレクサンダー・エクマン#コンテンポラリー・ダンス#ダンス#パリ・オペラ座#バレエ#プレイ
コンテンポラリー・ダンス界の注目のスウェーデンの振付家アレクサンダー・エクマンとパリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちが初めてコラボした『プレイ』が2月11日より劇場公開される。今回、予告編が公開された。
コンテンポラリー・ダンス界注目の振付師アレクサンダー・エクマンがパリ・オペラ座バレエ団とコラボ
パリ・オペラ座バレエ団のダンサーたちと初めてコラボしたスウェーデンの振付家アレクサンダー・エクマンは、コンテンポラリー・ダンス界で注目されている存在だ。エクマンは、スウェーデン・ロイヤル・バレエ団で訓練を受けた後、ネザーランド・ダンス・シアターやクルベリ・バレエ団で踊り、その後、振付家に転向。彼の言葉は、直感的でありながらユーモアに富み、演劇性と古典的・現代的な語彙を兼ね備えている。
タイトルにあるとおり、”遊び”をテーマにした本作品は、エクマンの壮大なイメージを具現化するためにパリ・オペラ座のガルニエ宮の舞台を、金属製の構造物、空間に浮遊するダンサー、高架などで埋め尽くし、ダンサーたちはその中でリズムとコミュニケーションのエネルギーを放出しながら踊り、見たことのないような不思議な世界を創り上げている。
公開された予告編で見られるのは、舞台のシーンの数々。普段のガルニエ宮からは想像できないような、無機質なキューブやボールで埋め尽くされた舞台美術と、衣装を纏ったダンサーたちは、舞台芸術というより空間芸術や、インスタレーションのような雰囲気だ。エクマンとたびたびコラボレーションを重ねているミカエル・カールソンの音楽も合わさり、決してダンサーが主役の作品ではなく、空間全体を総合芸術に仕上げている。エクマンが演出する世界観に、普段バレエやダンスに馴染みがない人でも没入して楽しめそうな作品だ。
収録した2017年当時、オーレリ・デュポンが「今シーズンで1つ見るなら『プレイ』」とイチオシした本作品。ぜひこの機会に、世界最高峰のバレエ団の唯一無二なパフォーマンスを存分に楽しもう。
『プレイ』は、2月11日より東劇、札幌シネマフロンティアにて、2月18日からは新宿ピカデリーほかで公開される。
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