ある朝目覚めたら世界を救うことに!? 手がかりはトランシーバーの声と友人が遺した1本のカセット

#A.T.ホワイト#SF#ヴァージニア・ガードナ#シガーロス#スターフィッシュ

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限定上映後にSNSで賛否両論を巻き起こして話題を呼んだ異色のSF青春ストーリー

亡くなった親友のメッセージを頼りに、たった1人で世界を救おうとする若い女性を描いたユニークなSF青春ストーリー『スターフィッシュ』が、3月12日より急遽公開されることが決定。これに併せて本作の予告編が公開された。

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2018年に製作され、同年アメリカで公開されたものの、キャストの知名度や「ある朝目覚めたら世界を救うことになった女性の物語」という突飛な内容が影響してか、日本未公開になる可能性が高かった本作品。しかし、その質の高さが日本でも徐々に浸透、1月28日からヒューマントラストシネマ渋谷で開催された「未体験ゾーンの映画たち2022」で限定上映されると、噂を聞きつけた映画ファンが殺到! SNSなどで賛否両論を巻き起こして大きな話題となり、この度晴れて正式に劇場公開されることとなった。

「このミックステープが世界を救う」。そんな親友の遺したメッセージを胸に、喪失感を抱えながら立ち上がる女性・オーブリーに、マーベルのドラマ『ランナウェイズ』や映画『ハロウィン』(18年)で注目され、次期スターとして活躍が期待されるヴァージニア・ガードナー。全編にわたってほぼ1人のみの出演という大役を見事にこなした。

監督はミュージシャンとしても活動する新鋭、A.T.ホワイト。幻想的な映像美とグロテスクな造形、さらにはアニメーションまで大胆にミックスし、若い女性の複雑な心象風景を見事に映像化した。

そしてもうひとつの主役と言えるのがテープに収録された音楽。アイスランドのポストロックバンド、シガーロスをはじめ、スパークルホース、グランダディといった人気ミュージシャンの楽曲が、オーブリーの心の声を物語っていく。

この世にたった1人残されたら? そして世界を救うのは自分だと託されたら? 自分自身と向き合うことで悲しみを乗り越えたオーブリーが迎えるラスト。見る者すべてが真の感動と癒しに包まれる。

『スターフィッシュ』は3月12日より劇場公開される。