普通の人生を求めていた青年が、なぜオーストラリア最悪の銃乱射事件を引き起こしたのか!?
#カンヌ国際映画祭#ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ#サスペンス#ジャスティン・カーゼル#ジュディ・デイヴィス#ニトラム/NITRAM#映画
破格の映像美学と異様な緊張感で「ポート・アーサー事件」を初映像化!
カンヌ国際映画祭主演男優賞、オーストラリア・アカデミー賞最多8部門を受賞した実録サスペンス『ニトラム/NITRAM』が、3月25日より全国公開される。今回、本作の予告篇が解禁された。
・オーストラリア史上最悪の無差別銃乱射事件初の映画化で数々の賞を受賞『NITRAM』特報
本作は、1996年にオーストラリア、タスマニア島の観光地ポート・アーサーで起こった無差別銃乱射事件「ポート・アーサー事件」初の映画化作品だ。何より“普通”の人生を求めていた20代半ばの青年が、いかにして同国史上最多の被害者を出した銃乱射事件の犯人となったのか。彼が、なぜ銃を求め、いかに入手し、犯行に至ったのか。事件当日に至るまでの犯人の“日常”と“生活”を描き出し、その不可解な半生を破格の臨場感と緊張感で描き出す。
主人公ニトラムを演じるのは、今ハリウッドで熱い視線を浴びる実力派スター、ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。『ノーカントリー』(07年)でデビュー以降、『アンチヴァイラル』(12年)、『ゲットアウト』(17年)、『スリー・ビルボード』(17年)、『デット・ドント・ダイ』(19年)など現代の名匠たちの作品に相次いで出演している。本作では鬼気迫る演技を披露して各国メディアを席巻、カンヌ国際映画祭、シッチェス・カタロニア映画祭などで主演男優賞を受賞した。
母親役に名優ジュディ・デイヴィス。デヴィッド・クローネンバーグ監督作『裸のランチ』(91年)への出演で知られ、『インドへの道』(84年)ではアカデミー賞主演女優賞にノミネート。TVドラマ『ジュディ・ガーランド物語』他で3度にわたりエミー賞を受賞。父親役には、本作のエグゼクティブプロデューサーでもあるアンソニー・ラパリア。
また『ベイビーティース』(19年)でオーストラリア・アカデミー賞助演女優賞を受賞するなど、世界各国の映画・演劇において多数の賞を獲得しているエッシー・デイヴィスがヘレンを演じる。オーストラリアを代表する名優たちが脇を固める、主人公の周囲の人々によるアンサンブルも見逃せない。
監督は“現代オーストラリア最高の映画作家”と評されるジャスティン・カーゼル。今後、ベネディクト・カンバーバッチ、ローラ・ダーン出演『Morning』、マーゴット・ロビー主演『Ruin』の公開も予定されている。世界で大きな注目を集める若き巨匠だ。
今回到着した予告映像では、みんなと同じになりたいと願う青年ニトラムの過ごす日常が客観的に描かれる。“普通”の若者として、息子に人生を謳歌したいもらいたい母親。将来を案じ、できる限りのケアをしようと務める父親。芝刈りの訪問営業を通して出会った女性ヘレン。花火が大好きでサーフィンに憧れるニトラムと周囲の人たちとの関係に、やがて不穏な雰囲気が漂い、カタストロフを予感させる展開に思わず息をのむ。
事件から25年、オーストラリア国内では話題に取り上げることすらタブーという雰囲気が色濃い中、犯人の青年の人物像を、多角的・多層的・多極的に描き切った本作。第11回オーストラリア・アカデミー賞では作品賞・監督賞・脚本賞ほか主要8部門で最多受賞を果たすなど高い評価を受けている。
『ニトラム/NITRAM』は3月25日より全国公開される。
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