「私本当は仕事辞めたくないんです」仕事と子育ての両立で悩む女性たち…ジェンダーギャップ世界120位の日本の現実に共感の嵐!

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(C) 2021「マイライフ、ママライフ」製作委員会

働く女性の声から、クラウドファンディングを経て制作され、第14回田辺・弁慶映画祭では観客賞を受賞するなど男女問わず広い世代から圧倒的な共感の声を集めた映画『マイライフ、ママライフ』が41日より全国公開される。今回、予告編が公開された。

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リアリティーあふれる場面に「時短勤務で仕事に全力で取り組めない葛藤を思い出しました」

『マイライフ、ママライフ』は、仕事と子育ての両立で悩む女性たちの経験談を入念にリサーチし、ひとりで悩みを抱え込んでしまうワーキングマザー、仕事に生きがいを感じ妊娠に前向きになれない女性、それぞれの葛藤とジェンダーギャップ世界120位の日本の現実を映し出す。

監督は、平成元年生まれの⻲山睦実。先日発表されたドキュメンタリー『世界で戦うフィルムたち』をはじめ、人間とヒューマノイドとの恋愛を描いた『12ヶ月のカイ』(21年)では、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭・北海道知事賞ほか、海外映画祭にも数多く選ばれるなど、新進気鋭の映像作家だ。本作では、鉢嶺杏奈、尾花貴絵など監督と同世代の俳優たちと共に、等身大で今を生きる女性の生きづらさを見つめながら、多様な価値観を表現した。

夫役の水野勝、池田良のほか、主人公の同僚役の柳英里紗、中田クルミも、それぞれに悩む姿を見せる。また脚本監修に『風の電話』(20年)の狗飼恭子が参加。現代女性がもつ「生き方」の苦悩や、夫との子育てをめぐる軋轢(あつれき)などそのリアルさに多くの共感の声が集まり、劇場公開が決定した。

公開された予告編では、子どもを持つかどうかを巡って夫婦で意見が分かれる様子や、夢をあきらめて母親としての人生に悩む姿、子育てを押しつけてきたことを指摘されて棒立ちになる夫の姿など、リアリティーあふれる場面が映し出される。そんな悩みながらも生きる女性たちの背中を、シンガーソングライター小玉しのぶの歌う、主題歌「Hello」が優しく包みこむ。

試写会では「時短勤務で仕事に全力で取り組めない自分の葛藤を思い出しました」という女性の声や、「過去の自分の子育てで反省することばかり。妻に任せっきりで申し訳なかった」という男性の声など、映画を見て考えさせられたという感想が多く寄せられた。

さまざまな立場や考え方の登場人物たちに、共感したり思いをめぐらせたりできる本作。ぜひこの機会に劇場へ足を運んでみてはいかがだろうか。

『マイライフ、ママライフ』は41日より全国公開。

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