池松壮亮と伊藤沙莉W主演、松居大悟監督が描くオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が現在公開中だ。今回、池松、伊藤、尾崎世界観、松居監督が今だから言える撮影秘話について明かす特別映像が公開された。
・マスクやアルコール消毒、飛沫防止シート、東京五輪…「今しか撮れない作品」
池松、伊藤、尾崎、松居監督4人の“今だから言える”撮影秘話公開!
怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの葉。2人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出した。本作品は、年に一度訪れるある1日だけ遡り、現代を反映させつつ描いた松居監督独自の物語だ。
今回公開されたのは、本作で主人公である照生と葉を演じた池松と伊藤、ミュージシャンの男として出演も果たし、映画誕生のきっかけとなった曲「ナイトオンザプラネット」を書き上げたクリープハイプの尾崎、そして楽曲から着想を得て、初のラブストーリーに挑んだ松居監督が集結し、映画の印象的なあるシーンについて語ったスペシャルインタビュー映像。
劇中でも特に思い出深いシーンでラブストーリーならではのロマンチックなセリフとして、池松らが盛り上がったのが、「夢で待ち合わせね」というセリフを言うシーン。照生と葉が寝る直前、寝ることで会えなくなることを寂しがった葉に対し、夢の中でも……と葉に声を掛ける照生の2人が描かれている。本作品の中でも随一のロマンチックなセリフであり、照生と葉が最も幸せだった瞬間を切り取っているのだが、実はこのセリフ、松居監督の実体験がベースになっているそう。
実際にセリフを言うことになった池松は、このセリフがとても照れくさかったそうだが、劇中では、住所の番地やどこに何があるから、という詳しい道案内までしてくれている。映像ではそんな池松に対し、伊藤が「よくポンポン出てくるなと思って……」と話し始めると、池松は「あれは実家のルートなんです」とまさかの事実を告白。一同には大きな笑いが起き、和気あいあいと仲睦まじい様子が。
さらに、映画の元になった楽曲を書き上げた尾崎は完成した映画を見て「歌詞拾ってるなと思いました(笑)映像になるとまた違った感動がある」と感慨深げに喜びをコメント。池松、伊藤との共演シーンである高円寺の商店街シーンを振り返って、劇中で自身が歌っている曲の選曲秘話や、⻘春時代を共にした親友であり、久しぶりに再開を果たした池松、松居らとの撮影現場の思い出を明かしている。
他にも、タクシーの中で喧嘩をする照生と葉のシーンでは、池松のある発言に思わず笑いかけたという伊藤のマル秘エピソードや、現場で、⻑年信頼関係を築いてきたカメラマンが撮影中にホロリとしていた感動エピソード、さらに奇跡の早さで習得したダンスシーンの裏話まで、ここでしか聞くことのできない必見の特別映像となっている。
すでに映画を見た方も見ていない方も、この撮影秘話を聞くとまた違った見方で楽しめるかもしれない。
『ちょっと思い出しただけ』は、2月11日より全国公開中。
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