2度のアカデミー賞ノミネート、人気・実力共にハリウッドのトップを極めたウィル・スミスの最新作『ドリームプラン』が、2月23日より全国公開される。今回、テニス界最強姉妹の父が驚きの“ドリームプラン”を語る本編映像が公開された。
・ウィル・スミス「作品で描かれる人たちが満足しなければ、僕にとって完全な失敗作だ」
アカデミー賞では6部門にノミネート! 本編映像&著名人からコメントが到着
ウィル・スミスがプロデューサーとして映画化を熱望したのは、世界最強のテニスプレーヤー姉妹、ビーナス&セリーナ・ウィリアムズの破天荒な実父リチャードの驚きの実話。テニス未経験のリチャードが、2人の娘が生まれる前から独学で作った唯一無二の「計画書=ドリームプラン」と、その計画を信じ続けた父、娘、家族の絆、2人の世界チャンピオン誕生の知られざる秘密を描いた感動作だ。
先日ノミネーション作品が発表された第94回アカデミー賞では「主演男優賞」をはじめ堂々6部門にノミネートし、ウィル・スミス初のオスカー受賞に期待が高まる本作品。今回公開されたのは、物語の導入部分となる本編映像だ。
「トレーニングや指導のためクラブが必要なんです。“神童”の娘たちを一流のプロにするために」とテニス経験なし、独学で2人の娘を世界最強選手に育て上げる計画に挑戦する父リチャードは、自作のパンフレットで姉妹を売り込む。だが指導者たちはありえない、ばかげていると、耳を貸さない。
「娘たちの誕生前に78ページのプランを書いた」、「1977年、テニスの試合を見た。バージニア・ルジッチ選手が4日間で4万ドルも稼いだ。当時俺の年収は5万2000ドル。職業を間違えたよ。その夜女房に言った。“あと2人子どもを持とう”」と、姉妹が生まれる前に「計画書」=“ドリームプラン”を作ったことを明かし「そしてプランを考えた。ビーナスとセリーナに。将来のテニス、数学、外国語、すべてについてだ。プランに沿い2人をチャンピオンにすべく頼みに来た」となおも食い下がる。「きっとあなたは“ゲットー出身の一家だ。金はない”と思ってる」、「心配いらない。あなたを金持ちにする」と、畳みかけるのだが、当時富裕層かつ白人のスポーツだったテニスの世界だ。黒人が多く活躍する「バスケにしとけ」と突き放されてしまうが、リチャードは信念を貫く。
作品をいち早く鑑賞した著名人からの“激賞”コメントも到着した。4人の子を育てる俳優、武道家の藤岡弘、は「今の時代にこそ見るべき家族愛がここにある。実話に優る感動はない」と家族愛を描いた実話に心を震わされた。フリーアナウンサーの笠井信輔は「ウィル・スミスがスターとしてのオーラを完全に封印して、ステレオタイプではなく影と葛藤を抱えたスパルタ父を演じ切る。念願のアカデミー主演男優賞。あるぞ!」とウィル・スミスのアカデミー賞受賞に大きな期待を寄せる。
東京五輪で男子フランスバレーボール代表を金メダルに導いた、パナソニックパンサーズ監督ロラン・ティリは「印象的、感動的、人間的で素晴らしい映画」「あらゆることを教えてくれる作品」だと、スポーツに限らず、人生を輝かせるヒントが詰まった作品だという。
日本テニス界のレジェンド伊達公子も「誰もの心に響くはずです」とレコメンドした、世界の映画賞レースを席巻する本作の公開を楽しみにしたい。
『ドリームプラン』は、2月23日より全国公開される。
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