ニューヨーク屋敷裕政、現場では「ロボットみたいに全く喋らず、動かなかった」その理由とは…?
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池松壮亮×伊藤沙莉W主演で松居大悟監督が描くオリジナルラブストーリー『ちょっと思い出しただけ』が現在公開中だ。今回、ニューヨーク屋敷裕政と松居監督が今だから言える撮影秘話について明かす特別映像が公開された。
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伊藤沙莉は「兄の直属の先輩でちょっと気まずかった(笑)」
本作品は、ロックバンド・クリープハイプの尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げるジム・ジャームッシュ監督の映画『ナイト・オン・ザ・プラネット』(91年)に着想を得て書き上げた新曲「ナイトオンザプラネット」をもとに松居監督が書き上げたオリジナル作品で、初の完全オリジナルラブストーリーとなる。
怪我でダンサーの道を諦めた照生とタクシードライバーの葉。2人を中心に関わる登場人物たちとの会話を通じて、都会の夜に無数に輝く人生たちの機微を繊細かつユーモラスに映し出した。年に一度訪れるある1日だけ遡り、現代を反映させつつ描いた物語だ。
今回公開されたのは、主人公の葉(伊藤)と居酒屋前の喫煙所で出会う男・康太役で出演したニューヨークの屋敷と、以前から屋敷とは親交があるという松居監督が、屋敷の貴重な出演シーンについて初解禁の本編映像と共に語ったスペシャルインタビュー映像だ。
公開後、SNSや映画レビューサイトでも絶賛の声が相次ぐ屋敷の出演シーン。松居監督は屋敷について「軽そうに見えていいやつ。役者さんとは違う空気感がある」ということで、屋敷に出演してもらうために当て書きで脚本を書いたという。
屋敷本人は「当て書きはやりやすかった、自分らのコントって当て書きだからその感覚でやれた」と撮影を振り返り、「コンパの相手が子どもを連れてきていた」という部分は、実際に松居監督と屋敷が以前に行ったコンパでの体験をもとに書かれたセリフで、松居監督は「それがきっかけで仲良くなった」と数年前のことを思い出す様子も。共演した伊藤沙莉は「兄の直属の先輩でちょっと気まずかった(笑)、がナチュラルにお芝居される方でした。一緒にやっていて楽しかった」と撮影現場の思い出を明かしている。
また現場でのエピソードとして、松居監督が「(屋敷は)現場ではロボットみたいに全く喋らず、動かなかった」と明かすと、屋敷は「勝手がわからなかったから、監督の指示を待っていた。何も言ってくれなかった」と慣れない映画の撮影現場を回顧し、「映画としてはめちゃくちゃいい映画。それを邪魔していないか心配だが、監督のOKは出たので、どうやったか教えてください」と視聴者からの反応を楽しみに締めくくった。
これから映画を見る方はぜひ、屋敷の演技にも注目して楽しんでみてはいかがだろうか。
『ちょっと思い出しただけ』は、2月11日より全国公開中。
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