親友がいなくなって5年。ビデオカメラに残された思い出と、知らなかった彼女の秘密…
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ベッドで熟睡する親友を撮影しながら彼女が浮かべた切ない表情の理由とは!?
『わたしは光をにぎっている』(19年)の中川龍太郎監督最新作『やがて海へと届く』が、4月1日より全国公開される。これに先駆けて本作品の本編映像が公開された。
・岸井ゆきのと浜辺美波、2人旅へ…ミステリアスな親友がカメラを構え、思うこととは?
引っ込み思案で自分をうまく出せない真奈は、自由奔放でミステリアスなすみれと出会い親友になる。しかし、すみれは一人旅に出たまま突然いなくなってしまう。
それから5年―真奈はすみれの不在をいまだ受け入れられず、彼女を亡き者として扱う周囲に反発を感じていた。そんな折、真奈はすみれのかつての恋人・遠野から彼女が大切にしていたビデオカメラを受け取る。そこには真奈とすみれが過ごした時間と、知らなかった彼女の秘密が残されていた……。真奈はもう一度すみれと向き合うために、彼女が最後に旅した地へと向かう。
主演を務めるのは、その卓越した演技力で映画、テレビ、舞台と幅広く活躍する岸井ゆきの。親友のすみれを演じるのは、映画のみならずテレビやCMなど引く手あまたの浜辺美波。いま最も勢いがある世代を代表する俳優ふたりの夢の競演が実現した。さらにブレイク中の俳優・杉野遥亮をはじめ、中崎敏、鶴田真由、中嶋朋子、新谷ゆづみ、光石研と豪華俳優陣が集結した。
監督は、モスクワ国際映画祭で国際映画批評家連盟賞、ロシア映画批評家連盟特別表彰をダブル受賞するなど国内外で注目される中川龍太郎。詩人としても活躍する監督の世界観と圧倒的映像美により、彩瀬まるによる同名小説を新しい作品として生まれ変わらせた。
今回公開された本編映像は、眠っている真奈(岸井)をビデオカメラで撮っているすみれ(浜辺)の様子。真奈を見つめ、切ない表情を浮かべている様子も映されている。グリーンが散りばめられた爽やかな真奈の部屋、ベッドの上で熟睡している真奈を「爆睡中~」とビデオカメラで撮影するすみれ。はじめは頬をつついてみたり、手をつかんでみたりとちょっかいを出してみるが全く起きる様子がない。そんな真奈を撮影しながら、切ない表情で見つめている。
その後、おもむろに真奈の洋服からコーディネートを選び着用し「着たい服がなかったので真奈の服を借りていくね すみれ」と置手紙を残し外出する。すみれは何を想いながら撮影し、真奈を見つめているのか。「私たちには、世界の片面しか見えていないと思うんだよね」というポスターコピーにもあるように、すみれの中にある真奈からは見えていない片面が気になる映像だ。真奈への暖かい気持ちや深い愛情も垣間見られるシーンとなっている。
『やがて海へと届く』は4月1日より全国公開される。
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