玉山鉄二が「辛い時にポンと背中を押してくれる」再生への道を描く映画!

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(C)2022映画『今はちょっと、ついてないだけ』製作委員会

柴山監督も「ちゃんと見守っていると伝えたい!」

作家・伊吹有喜の小説「今はちょっと、ついてないだけ」を原作に、玉山鉄二主演、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』の柴山健次が監督を務め、千葉県茂原市、長野県千曲市、愛知県幸田町、長崎県島原市の4都市と共に製作された映画『今はちょっと、ついてないだけ』がいよいよ4月8日より順次公開。この度、本予告が公開された。

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今回、公開された本予告では、玉山演じる表舞台から姿を消した人気カメラマンの立花、音尾琢真演じる家に居場所がない元テレビマンの宮川、深川麻衣演じる将来に悩む美容部員の瀬戸、そして団長安田(安田大サーカス)演じる落ち目な芸人の会田、それぞれが“今はちょっと、ついてない”日々の中、シェアハウスで出会い、共に過ごす姿が映し出される。

4人が集うシェアハウス(千葉県茂原市※設定は中目黒)で淹れる香り立つ一杯のコーヒーに癒され、美しい緑に囲まれた北竜湖(長野県飯山市)でのカヤック、海を見渡すことのできる大三東駅(長崎県島原市)やドローンで撮影された美しい棚田(長野県千曲市)などの風景が心に染み入る。

かつて自分をプロデュースした高橋和也演じる巻島との過去に囚われていた立花だったが、“不器用な”仲間たちとの時間で少しずつ変わっていく。そして、かとうかず子演じる立花の母の「そのうち、ええ運がくるでねぇ」の一言に、彼らの未来が少し感じ取れる予告映像となっている。

さらに、本予告にて主題歌、奈良発のロックバンドAge Factoryが「First day song」を初披露。原作にインスパイアされ、本作品の主題歌として書き下ろした曲で、歌詞の「時計の針が今重なって、少しだけまた思い出す」は、主人公・立花が“心が本当に求めるもの”を重ねる日々に見出していく姿を表現している。

また、先日開催された「映画のまち調布 シネマフェスティバル2022」にて、本作品の世界最速上映を実施。上映前のトークイベントには玉山、深川、柴山監督が登壇した。

玉山は「いま(の時代は)凄く閉塞感があって、一回失敗してしまうと、もしかしたら次のチャンスが巡ってこないかもしれない。リスタートを切るのが怖い、そんな社会になっている最中、ポンと背中を押してもらえるような作品になっていると思う」と語り、深川は「あの時こうしていればよかったとか、あの道を選択していればよかったな、と誰しも思うことがあると思う。でもどんな自分の選択もこれでよかったんだ、遠回りしたからこそ見える景色があるんだ、と気づかせてくれる話」と感動のコメントを述べた。

2016年に原作と出会い、自ら映画化の許諾に動いた柴山監督は、「世の中にはがんばれ、という作品が多すぎると思っていたけれど、生きているだけで頑張っていない人はいないと思う。この物語は、がんばれがんばれとは言わない。でも、ちゃんと見守ってくれているんです。そんな優しさが映画を通して伝われば嬉しい」と語り、本作品への3人の熱い想いを感じる最速上映イベントとなった。

映画『今はちょっと、ついてないだけ』は、4月8日より順次公開。