広瀬すずと松坂桃李をW主演を務める新作映画『流浪の月』の本予告が解禁された。
劇中楽曲は東京オリンピック森山未來のパフォーマンスに楽曲提供した原摩利彦!
本作は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位を獲得した凪良ゆうの同名小説を原作とする、李相日監督の最新作。10歳の時に誘拐事件の被害女児となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(広瀬)と、その事件の加害者とされた当時19歳の青年・佐伯文(松坂)の間に生まれた禁断の関係を描く。
解禁された予告映像は、10歳の更紗と文が出会う場面から始まる。「うち、来る?」という文の声かけで始まったふたりの優しい共同生活は、ある夏の日の昼下がり、陽光きらめく湖で突如終わりを告げる。その日から更紗は世間を騒がせた女児誘拐事件の「被害女児」、文はその「誘拐犯」となった。
それから15年後、偶然の再会を果たしたことから2人の運命は大きく動きだす。過去から身を隠すように生きてきたふたりの日常は一変。彼らを取り巻く人々を巻き込んで、擦り切れそうな感情と抑えきれない衝動がぶつかり合う。身も心も傷だらけになり、「私のせいで文を傷つけて、文の人生壊した」と夜の街をさまよう更紗に、あの日の文が「更紗は更紗だけのものだ。誰にも好きにさせちゃいけない」と語りかける。静かに、そして強いまなざしで語りかけられるこの言葉、握り合った手と手が、歩んできたそれぞれの過去を飲み込み、予測できないこれからの未来を切り拓いていこうとする2人の強い意志を強くする…、という内容が展開される。
同映像内では『贋作 桜の森の満開の下』(18年)や『フェイクスピア』(21年)などのNODA・MAPの音楽、東京オリンピック開会式における森山未來のダンスパフォーマンスへの楽曲提供などで知られる気鋭の音楽家・原摩利彦が手がける本編の劇中楽曲を初公開(前半2曲)。ドラマの始まりを予感させる印象的な笙の音、心震わす繊細なピアノにも注目だ。
あわせて映画の本ポスターも解禁。なにかに思いを馳せるような表情を浮かべる更紗と文。同じくなにかを想いながらもどこか距離を感じさせるまなざしの亮と谷。激しく動き出す運命に巻き込まれる前の一瞬の静けさをとらえた4人の表情と「女児誘拐事件。その真実は、二人だけのもの。」というキャッチコピーが胸をざわつかせるポスターとなっている。
『流浪の月』は5月13日より全国公開。
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