“お伽話の主人公”英エリザベス女王に迫る! 『エリザベス 女王陛下の微笑み』予告編

#エリザベス 女王陛下の微笑み#イギリス#ドキュメンタリー#ロジャー・ミッシェル

(C) Elizabeth Productions Limited 2021

今年、生誕95年そして在位70周年となる英国君主エリザベス2世にスポットを当てたドキュメンタリー映画『エリザベス 女王陛下の微笑み』の公開日が6月17日に決定し、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。

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「ドキュメンタリー作品を作ろう」とアイデアの一番手に挙げたのが女王陛下

本作の監督は『ノッティングヒルの恋人』(99年)などで知られる故ロジャー・ミッシェル。昨年9月急逝したロジャー・ミッシェル監督が新型コロナウィルスによって次回作の撮影機会が奪われてしまったとき、「ドキュメンタリー作品を作ろう」とアイデアの一番手に挙げたのが女王陛下だった。

「エリザベス女王はまさにモナ・リザだ。誰もが知っている圧倒的存在。ビートルズよりもはるかに有名で、“お城に住むお伽話の主人公”。でもその存在感にもかかわらず、実態はベールに包まれていて、私たちは彼女を永久に知り尽くすことはできなかった」という監督が描き出すのは、誰も見たことのない“素顔の女王陛下”の魅力。他にもザ・ビートルズ、エルトン・ジョン、ダニエル・クレイグ、マリリン・モンローらスーパースター、歴史に残る政治家、錚々たるセレブが華を添える貴重な映像や楽曲が満載で、既視感のある王室ドキュメンタリーとは異なる愛すべき作品を作り上げた。

解禁された予告編では、25歳の若さで即位した姿と共に「重いわね」「下を向くと首が折れそうなの」と王冠を前にかたるエリザベス2世のチャーミングな言葉から始まり、英国出身のトム・グレナンの「Royal Highness」に乗せて、その知られざる素顔をテンポよく映し出していく。「皆様にお分かり頂きたいのです。女王もけっこう大変だと」というスピーチや、競馬で「ダメよ、負けちゃう!」と言いながら興奮する姿は実にキュートで「若者にとってアイドルだった」とポール・マッカートニーが語る場面も。

また愛するフィリップ王配との結婚25周年のスピーチで、「今日は『私は』ではなく『夫と私は』とお話します」と語ったエピソードなど、女王として、また1人の女性としての生き方を垣間見ることができる。

あわせて解禁されたポスタービジュアルには微笑むエリザベス2世の姿と「わたくしのすべてをご覧に入れましょう」というコピーが配され、本編への期待感を高める。

先日、エリザベス2世のコロナ罹患のニュースが全世界に配信されたが、現在は無事回復し、今月29日には昨年4月崩御した夫フィリップ王配を偲ぶ礼拝に出席予定。夫を愛し、精力的に公務をこなす姿は昔から変わらず、その貴重な姿を改めて見られるのが本ドキュメンタリー映画の魅力の1つとも言えそうだ。

『エリザベス 女王陛下の微笑み』は6月17日より全国公開。