「復讐野郎!」と罵られながらも狂気と感情爆発させる2年目の未熟なバットマン

#THE BATMAN-ザ・バットマン-#キャットウーマン#ゾーイ・クラヴィッツ#ロバート・パティンソン#マット・リーヴス#コリン・ファレル

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出演者たちがそれぞれの視点から語るバットマンの心情とは!?

狂気と感情が爆発する今世紀最大の謎解きサスペンスアクション『THE BATMAN-ザ・バットマン-』が現在上映中だ。今回、出演者が主人公ブルース・ウエインの心情を語る特別映像が公開された。

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DCユニバースに属さない本作品は、クリストファー・ノーラン監督の『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの単独映画となる。嘘を暴き、世の中を恐怖で支配する最狂の知能犯リドラー。嘘を暴かれて狂気に陥るバットマン。ヒーロー映画史上最もスキャンダラスな展開が待ち受ける。

全世界75の国と地域で公開され、社会現象を巻き起こした衝撃作『ジョーカー』(19年)のオープニングをしのぐ興行収入を叩き出した本作品。全世界で『THE BATMAN-ザ・バットマン-』旋風の吹き荒れるなか、3月11日に日本で公開されると、初日から3日間で興行収入3億7,000万円を突破、『ダークナイト』(08年)を超え、洋画No1の大ヒット・スタートとなった。その勢いは衰えることなく、3連休の最終日となる3月21日には動員50万人を超えた。

北米を始めとする主要各国では、公開から3週間目を迎えたにも関わらず興行収入ランキングの首位をキープ。さらにビックマーケット中国での公開を迎え、全世界興行収入700億円突破を記録した。

監督・脚本・プロデュースを務めたマット・リーヴスは、「ブルースの追い求める人生の意味とはいったい何なのか、これは非常に心理的な物語なのだ」「“俺は復讐だ”―(原作)コミックで何度も使われるこの台詞を彼に言わせたかった」と語る。監督の言葉通り、本作品のバットマンは度々それを口にし、敵から「復讐野郎!」と罵られながらも、感情の赴くままに復讐心を炸裂させる。

今回公開された特別映像では、出演者たちが本作品について語っている。

ロバート・パティンソンが「初めて会う人間にも私怨があるように戦う、ある意味両親を殺した敵への憎悪を感じるんだ」とブルースの内面を解説すると、ゾーイ・クラヴィッツが「すべてに白黒や善悪がつけられるわけではなく、大きなグレーゾーンも存在する」と世界観を語る。

そしてコリン・ファレルは、「これまで語られてこなかったバットマンや街(ゴッサム・シティ)の過去が明かされる」とシリーズとしての新たな魅力について触れる。

さらにバットマンと敵対する知能犯・リドラー役のポール・ダノ、ゴードン警部補役ジェフリー・ライトや執事アルフレッド役のアンディ・サーキスが、本作品が非常にエモーショナルな物語であることを証言する。

本作品の魅力は、ヒーロー映画の枠を超え、未完成のバットマン/ブルース・ウェインの心情を深く抉り出したエモーショナルな人間ドラマである点だ。幼い頃に両親を殺されたブルースのトラウマは、やがて社会に対する復讐心となって彼の心を支配する。正義の名の下に街を徘徊し悪を倒す際、ブルースの振り上げる拳のひとつひとつに、孤独感や喪失感、そして自身の中で偶像化された父への想いが溢れ出す。その姿に観客は心を揺さぶられずにいられない。

犯罪が後を絶たないゴッサム・シティをクリーンにすべく市長選に出馬した父親への思慕、父親の不在がたえずブルースに影を落とし、社会に対する復讐心が狂気へと向かわせる。その姿は、見えぬ父を求め、腐敗した街で社会的弱者として扱われ続け、絶望の淵から狂気へと自ら身を投じた『ジョーカー』のアーサーとも重なる。出自はまったく異なるものの、同じ思いに囚われた2 人が出会うのは必然であるようにも思えてくる。

『THE BATMAN-ザ・バットマン-』は、現在上映中だ。

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