玉山鉄二主演『今はちょっと、ついてないだけ』が4月8日より全国順次公開される。今回、本編映像が公開された。
・玉山鉄二が「辛い時にポンと背中を押してくれる」再生への道を描く映画!
一杯のコーヒーをきっかけに距離が縮まる様子を描く温かな本編映像
部屋に差し込む朝の光、コーヒーの香り、湖を渡る風……。シェアハウスと自然を舞台に、ゆったり流れる時間の中で、日々を丁寧に生きようとする不器用な大人たちの輝きを見つめる映画が誕生した。
かつては人気カメラマンで、表舞台から姿を消した主人公・立花浩樹を演じるのは、『カフーを待ちわびて』(09年)以来13年ぶりの映画主演となる玉山鉄二。シェアハウスの仲間で家に居場所がない元テレビマン宮川良和に音尾琢真、将来に悩む美容部員の瀬戸寛子に深川麻衣、そして落ち目な芸人の会田健に団長安田(安田大サーカス)、ほか高橋和也ら個性豊かな面々が顔を揃える。
今回公開された本編映像は、玉山演じる立花、音尾演じる宮川、深川演じる瀬戸が集うシェアハウスで、一杯のコーヒーをきっかけに3人の距離がさらに縮まる、温かな交流を描いたシーン。
「応援したいじゃん」
シェアハウスのキッチンで夜食のホットサンドを作る宮川は、その様子を見つめる瀬戸に向かって、立花への思いを静かに語り始める。
「あの人、うちの田舎から出た唯一のスターだったから……知らないと思うけど、昔“ネイチャリング・シリーズ”っていう番組があってさ」と言う宮川に、「覚えてます。焚火でハムエッグ焼いたり、コーヒーいれたりする」と瀬戸も記憶を手繰り寄せる。
「あれに出てたのって、確か…」とシェアハウスの住人である立花がその本人だと気づいた瀬戸。
すると宮川は、「面白いなぁ。瀬戸っちが思い出したのが秘境じゃなくてメシってところが」と笑う。
そして瀬戸が「厚切りハムと豆のスープ、食後に鼻腔を刺激する天使のコーヒー」と番組のナレーションを思い出して話しているところに、立花がやってくる。
そんな2人を見て「飲んでみます?」と天使のコーヒーを淹れることを提案し、「香りを強くするために、それなりにこだわっています」と豆を挽き始める立花。
その様子を笑顔で見守る2人。立花が入れた一杯のコーヒーがそれぞれを癒し、3人の距離をさらに縮めていく様子を映し出している。
画面越しにも匂いが漂ってきそうなおいしそうなコーヒー。こんなシェアハウスがあったら、こんなシェアハウスに住めたら……と思わず想像を膨らませてしまう本編映像だ。
何かとままならない現実の中、がむしゃらに生きることに少し疲れた私たちを優しく包む、共感あふれる物語はぜひ、劇場で味わおう。
『今はちょっと、ついてないだけ』は4月8日より全国順次公開される。
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