第93回アカデミー賞国際長編映画賞フランス代表、第46回セザール賞新人監督賞を受賞した『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』が、4月8日より公開中だ。今回、本編映像が公開された。
・家族に伝えられないまま想い合う恋人同士の老女2人…当たり前の日常が崩れ去る彼女たちを襲った“悲劇”とは
幸せな女性カップルの朝の日常を描く冒頭映像が公開!
南仏モンペリエのアパルトマン最上階、向かい合う部屋を共有して暮らすニナとマドレーヌは、普段は仲の良い隣人同士として振舞っていたが、実際は長年密かに愛し合ってきた恋人同士だった……。
社会の障壁を前に抗う70代の女性カップルの愛を、秀逸な映像美とサスペンスフルなタッチで描き、2021年のセザール賞新人監督賞を受賞。同年のリュミエール賞でも、新人監督賞と最優秀女優賞受賞(バルバラ・スコヴァ&マルティーヌ・シュヴァリエがW受賞)の三冠を果たし、アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト(フランス代表)に選出、ゴールデングローブ賞非英語映画賞にノミネート、ロッテントマト批評家スコア98%(4月7日時点)を記録するなど、大絶賛をもって迎えられた話題作だ。
いよいよ4月8日より待望の日本公開を迎え、本編の冒頭映像が公開された。
映像は、1960年代のヒット曲「Chariot(愛のシャリオ)」の音楽にのせて、2人きりで幸せそうにダンスを踊るニナとマドレーヌの姿から幕をあける。
アパルトマン最上階のマドレーヌの部屋で眠るニナは、マドレーヌの口づけで目を覚ますが、来客を知らせる呼び鈴が鳴ると、向いの自分の部屋へ戻っていくのだった。マドレーヌの夫亡き後、アパルトマンを売ったお金で共にローマに移住することを夢見て計画を進めてきたが、実現を目前に2人を突然の悲劇が襲う……。
ニナ役には、『ハンナ・アーレント』(12年)のバルバラ・スコヴァ、マドレーヌ役にはフランスの名門国立劇場コメディ・フランセーズの団員でもある大女優、マルティーヌ・シュヴァリエを迎え、独仏を代表する2大女優のコラボレーションに期待が高まる映像となっている。
『ふたつの部屋、ふたりの暮らし』は4月8日より全国順次公開。
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