名匠ホン・サンス監督が”7年目の不倫関係”にある女優と最強タッグ!?

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全ての若者へ、そして中年女性の深淵に迫る2作!

名匠ホン・サンス監督の日本公開最新作となる長編25作目『イントロダクション』と長編26作目『あなたの顔の前に』が、2本同時に6月24日より全国順次公開。この度、2作品の予告編が公開された。

・ホン・サンス監督×キム・ミニ、愛する夫の出張中に揺らぐ妻の心/映画『逃げた女』

2021年ベルリン国際映画祭で銀熊賞(脚本賞)を受賞した『イントロダクション』の予告編は、タイトルの「イントロダクション(Introduction)」が意味する「紹介」「序文」「入門」「導入」の文字とともに、主人公ヨンホが、韓国とベルリンを舞台に、父、恋人、母との再会をめぐる3つの物語が重ねられていき、そこで交わされる3つの“抱擁”の瞬間をとらえた映像となっている。

主人公ヨンホには、ホン・サンス監督の教え子として、これまでにもホン監督作品に出演しながら、『逃げた女』では“猫の男”役で奇妙なインパクトを放ち、本作品の繊細な演技で初主演を飾ったシン・ソクホ。その他、『お嬢さん』(2016年)のキム・ミニをはじめ、ソ・ヨンファ、キ・ジュボン、チョ・ユニほかホン監督作品の常連キャストが顔を揃える。

一方、『あなたの顔の前に』は、中年女性サンオクを主人公に彼女の心の深淵に迫るストーリー。21年カンヌ国際映画祭プレミア部門オフィシャルセレクションに招待され、監督の公私にわたるパートナーのキム・ミニがプロダクション・マネージャーを務めたことでも話題を集めた注目作だ。

予告編は、主人公サンオクの「私の顔の前にある全ては神の恵みです。今この瞬間だけが天国なのです」というモノローグで幕を開ける。長いアメリカ暮らしから、突如帰国した元女優のサンオクだが、帰国の理由を妹から尋ねられるも明らかにせず、その内面には深い葛藤が渦巻いていた……。捨て去った過去と向き合い、思い出の地を訪ね歩きながら、かけがえのない心のよりどころを見出していく、彼女のたった1日の出来事が描かれていく。

本作品でホン監督作品に初登場にして主演を飾ったのは、韓国歴代の名監督とタッグを組み、40年のキャリアを誇る大女優イ・ヘヨン。22年国際シネフィル協会賞主演女優賞を受賞した彼女の見る者の心揺さぶる圧巻のパフォーマンスを垣間見ることができる映像となっている。

映画『イントロダクション』と『あなたの顔の前に』は、6月24日より順次公開。

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