アラナが母、もう1人の姉にもウザ絡みを続ける!?
世界3大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてで監督賞を受賞したポール・トーマス・アンダーソンの最新作『リコリス・ピザ』が7月1日に公開。この度、主演を務めたアラナ・ハイムの一家が登場するファン待望の本編映像が公開された。
・誰もが“あの頃の気持ち”恋の痛みと嬉しさを思い出す…ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作/映画『リコリス・ピザ』予告編
オリジナル脚本の完成度の高さ、細かな脇役に至るまで行き届いた演出が高く評価され、アカデミー賞主要3部門にノミネートされた本作品。主演は三姉妹バンド、ハイムの三女であるアラナ・ハイムとポール・トーマス・アンダーソン監督の盟友フィリップ・シーモア・ホフマンの息子であるクーパー・ホフマン。ともに本作品で鮮烈な映画デビューを飾り、主演女優賞やブレイクスルー賞を総なめにし、全米の映画賞を席巻した。
みずみずしい存在感で主演を務めたアラナ・ハイムは、本作品の舞台となっているサンフェルナンド・バレーで育ち、音楽シーンでは誰もが知るバンド“ハイム”として姉2人と共にグラミー賞最優秀新人賞にノミネートされ、2013年のFuji Rock Festivalにも出演したミュージシャンだ。
この度公開された本編映像では、アラナが演じるアラナ・ケインの実家でのやりとり。アラナは安息日の晩餐に彼氏を招いたものの、その際に彼氏が発した失言に対して、帰宅後に「バカを招くな!」を激怒する父。哀れみの目で見つめる姉エスティ。アラナは家族が“バカな男ばかり連れてくる“と思っていることにさらにイライラを募らせて、もう一人の姉と母にもウザ絡みを続ける。
そんな家族とのワンシーンは、実は実際のアラナの家族が総出演していることでも本国では大きな話題になっている。バンド“ハイム”の姉エスティとダニエルに加え、ポール・トーマス・アンダーソン監督の小学校時代の美術教師だった姉妹の母ドナ・ハイムと、そして父モチ・ハイムは本シーンでアドリブまで披露し、本作品に花を添えている。
実在の人物をモデルにしたキャラクターが70年代のサンフェルナンド・バレーを色濃くスクリーンに映し出し、実際の家族も登場してさらにフィクションとリアルが混在した魅力を放つ本作品。“ハイム一家”にも注目したいところだ。
映画『リコリス・ピザ』は、7月1日に公開。
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