間宮祥太朗主演最新作『破戒』が7月8日より全国公開される。今回、間宮のインタビュー映像と新場面写真が公開された。
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「『破戒』の原作を知らない方たちが知るきっかけになれば」
1948年に木下恵介監督、1962年に市川崑監督と名だたる巨匠が映画化してきた島崎藤村・不朽の名作「破戒」。60年の時を経て、往年の名作が再び映画化される。
主人公・丑松を気迫溢れる様子で演じ上げたのは、近年、『東京リベンジャーズ』(21年)や『ファイトソング』、『ナンバMG5』に出演するなど、多彩な活躍が目覚ましい若手俳優・間宮。
自らの出自に苦悩し、そして最後にはある告白をする難役に気迫の演技で挑み、見る者を惹きつける。相手役・志保を演じるのは若手女優の中でも特に演技への評価が高い石井杏奈。丑松に恋心を寄せつつも、なかなか思いを告げられない控えめな女性を演じる。
悩める丑松を支える親友・銀之助役に、出演作のオファーが相次ぐ若手俳優・矢本悠馬。さらに、眞島秀和、高橋和也、竹中直人、本田博太郎、田中要次、石橋蓮司、大東駿介、小林綾子など日本映画界を代表する名優たちが顔を揃える。
脚本は『クライマーズ・ハイ』(08年)『孤高のメス』(10年)などの巨匠・加藤正人と『バトル・ロワイアルII 鎮魂歌』(03年)の木田紀生が担当。監督は『発熱天使』(99年)の前田和男。
今回公開されたのは、間宮が出演の経緯や共演者について語ったインタビュー映像と、新たな場面写真。場面写真では、ひとり出自に苦しむ姿の一方、教壇に立ち教え子たちに囲まれ教員として奉職する姿が切り取られている。
インタビューで、本作の撮影を振り返り語った間宮。本作への出演を決めた理由については、「原作が100年以上前のもので、60年振りに今、新作として公開する制作陣の方々のお話を聞いて、自分も参加したいと思ったので出演を決めました。自分が参加することで『破戒』の原作を知らない方たちが知るきっかけになればいいと、参加することへの意気込みになりました」。
さらに、志保役の石井杏奈との共演について、「志保と瞳が合った時に、言葉以上に語りかけてくることが多くて。「わあ! これは!」と思ったのは、手が触れて、志保と丑松の目が合うラストシーン。この先の(辛いであろう)人生に巻き込んでしまう怖さと迷いと、それでも志保が自分に付いてきてくれる喜び。志保と手を触れて、志保の目を見た時にすごい覚悟を感じて。その覚悟に対して(自分も)覚悟を持たないといけないなと」とその印象を語る。
最後に、「見終わった時に、純粋に『いい映画だな』と。漠然としてシンプルな感想を自分の出演作に持つことは少なくて、この作品が『いい映画だな』って素直に心から最初の感想として思えたことは自分にとって幸せなことだと思います」と伝えた間宮。間宮の感想に、さらに本作への期待が高まる。
『破戒』は7月8日より全国公開。
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