彼氏役は人気急上昇中の個性派俳優ク・ギョファン!
第23回釜山国際映画4部門受賞、第14回大阪アジアン映画祭グランプリをはじめ、第18回ニューヨークアジア映画祭、第21回台北映画祭など、海外の映画祭でも新しい才能として注目を浴びた韓国映画『なまず』が、7月29日より順次公開。今回、個性派俳優ク・ギョファンが登場する場面の本編映像が解禁された。
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本作は主人公ユニョン(イ・ジュヨン)のまわりで起きたエピソードを、なまずが語るユニークな構造。解禁された場面でも、「再開発が始まりました」という、なまず (チョン・ウヒ)の声で始まる。ユニョンが彼氏ソンウォン(ク・ギョファン)と同棲中の街で再開発が始まり、立ち退き要求が出されてしまったのだ。急遽、新居探しが必要になったユニョン。この日は仕事が休みだったソンウォンが、半地下の良い部屋を見つけたようで、先に1人でその物件に向かっている。ユニョンも自転車に乗って後から向かうが、実は数日前に聞いたとある話により、彼に対し疑心暗鬼になっていたユニョンはイライラ気味。
ようやく到着した場所には長い階段があったことで、「階段があるなら先に教えてよ!」とソンウォンへの怒りを爆発させる。ク・ギョファンが演じるソンウォンというキャラクターは、うだつの上がらないダメ彼氏ながら、映画の前半ではその飄々とした佇まいさえも可愛らしさを感じる。しかし、彼女の身からすると一度疑いを持つと彼の態度に変化はなくとも、どんな態度も気に障ってしまう、“彼女あるある”とも言える様が描かれる。パートナーを信じられなくなったとき、自分ならどうするか、考えながら見たいものだ。
ク・ギョファンは、現在日本でも絶賛公開中の映画『モガディシュ 脱出までの14日間』(21年)や、配信ドラマ『D.P.-脱走兵追跡官-』などで、その演技力の高さと特徴的な声が注目を集めている人気急上昇の俳優。『新感染半島 ファイナル・ステージ』(21年)での悪役も記憶に新しく、本作でも仕事仲間に対して、表では笑顔を見せながらも心の底では疑い、冷たい眼差しを向けるなど、ク・ギョファンが表現する絶妙な演技もチェックしたい。
本作では、出演のほか製作、脚本、編集も務めており、インディーズ映画と大作を器用に渡り歩く韓国映画界、期待のマルチアーティスト、ク・ギョファンにも注目だ。
『なまず』は7月29日より順次公開。
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