「日本の現状と重なる」名シーンに観客も号泣必至!?
バズ・ラーマン監督、オースティン・バトラー主演、トム・ハンクス共演の『エルヴィス』が上映中。この度、エルヴィス・プレスリーが、“明日への願い”を込めて渾身のパフォーマンスを披露する姿に胸が熱くなる本編映像が公開となった。
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しばらく音楽活動から離れていたエルヴィスが、自らの音楽的ルーツであるブラックミュージックへの情熱を呼び起こされ歌手としての復帰を決意し、企画されたTVライヴ特番『68 カムバック・スペシャル』。
この度解禁された映像には、ライヴ特番で自らのメッセージを込めた「If I Can Dream」(楽曲邦題:「明日への願い」)を披露するエルヴィスの姿が映し出される。若き敏腕ディレクターのスティーヴ・ビンダーとタッグを組み、数日間に渡る収録の末に制作された本番組は、放送が始まると、全米瞬間視聴率は70%超え! 自分の歌いたい曲、愛する音楽を届けるという強い想いの元、最高のライヴパフォーマンスを披露し、一瞬にして、まさに全米が見守る中、完全復活を果たす。
しかし、放送のさなか、ロバート・ケネディ大統領の暗殺が報じられる。キング牧師の暗殺も同年に起こるなど、アメリカ国民の心に不安が広がる中でエルヴィスは、マネージャーのパーカー大佐の反対を押し切り特番のフィナーレとして、この楽曲を披露する。エルヴィスを演じたオースティンの神がかりな演技も相まって、感動必至の映像となっている。
社会の分断が各所で進む当時の激動のアメリカ社会において、なぜ人々がひとつになれないのか、なぜわかりあえないのかと訴えるプロテストソングとなった本楽曲。現代にも通じる愛と平和のメッセージに涙が滲み、思わず胸が熱くなる。幼いころからブラックミュージックに触れ、そのすばらしさをどの白人より早く強く伝え続けてきたエルヴィスにしか歌えない特別な思いも込められている。
また、当時のエルヴィスと演じるオースティン・バトラーの瓜二つと言っても過言ではない渾身のパフォーマンスも要注目の映像となっている。
そして、本シーンに涙した観客も多いようで、SNS上では、「とにかく一貫して音楽を愛し音楽に愛された人だというのが伝わってきて、カムバックのラストは特に泣けた」「色々考えさせられ、涙が出た。牧師の“世の中が危険な時は 歌に託せ”という言葉が忘れられない」「今日本でも色々な事件が起こっている現状が映画と沢山重なって泣けた」などの声が相次いでいる。
映画『エルヴィス』は、公開中。
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