堀井美香氏の優しい語り口調が夫婦の修羅場を緩和!?
全米で絶賛された家族小説をイタリアの名匠ダニエーレ・ルケッティが映画化した『靴ひものロンド』が9月9日より順次公開。この度、日本版オリジナル予告編と作家・角田光代氏のコメント内容が解禁された。
・夫の浮気で修羅場が終わらない…愚かで愛おしい家族の物語/映画『靴ひものロンド』ティーザー予告
舞台は1980年初頭ナポリ。家族揃って出かけ、食卓を囲み、テレビを見て1日を終える―。そんな4人家族の平穏な暮らしは、夫のひと言で終わりを告げた。「女性と関係をもった」と浮気を告白するアルド。愛する人の言葉、態度にヴァンダは強烈な一撃をくらわし、夫を家から追い出した。その日を境に、家族の生活は一変——1980年代と現代、2つの時代を織り交ぜて物語は進んでゆく。
そして30年後、夫婦は夏のバカンスへ。留守中に荒らされた家、飼い猫の失踪。突如起きた不穏な出来事をきっかけに夫婦、親子、それぞれが胸にしまっていた秘密と嘘がいま、溢れ出す!
作家・角田光代氏による本作へ寄せたコメントも到着。角田氏は、「愛も自由も、こんなに怖ろしいしっぺ返しとなって戻ってくる。夫婦の、家族の、いや、人間というものの底知れなさを思い知る」と感慨深げに語った。
さらに今回予告編のナレーションを務めたのは、フリーアナウンサーの堀井美香氏。妻であり母でもあるヴァンダの胸中、子どもたちが静かに見つめる中での修羅場の数々が映し出され……。予告編では堀井の語り口により、柔らかで芯の強い声色が辛辣なだけでは終わらない軽やかさとポジティブな印象を与えている。ほどいて結んでを繰り返す、めちゃくちゃな家族の不気味な崩壊と衝撃。 切っても切れない夫婦であり親子の本当の姿に、突き抜けた爽快感と余韻が巡る、愚かしくも愛おしい人間ドラマだ。
映画『靴ひものロンド』は、9月9日より順次公開。
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