「夏のホラー秘宝まつり2022」が映画祭史上最大規模の4都市・7劇場で同時開催

観客参加型のホラー映画祭「夏のホラー秘宝まつり2022」が、8月12日より映画祭史上最大規模となる4都市・7劇場で同時開催される。これに先立ち同映画祭で上映される総尺約31時間の“名作ホラー映画”を25分に凝縮した狂気MAXの予告編が解禁された。

・残酷映画の巨匠ルチオ・フルチ監督が全盛期に発表した血まみれマフィアノワール公開!

2014年からホラー映画未開の地・キネカ大森にて開催がスタートし、今年で9回目を迎える「夏のホラー秘宝まつり2022」。今回は長らく会場となっているキネカ大森(東京)、シネマスコーレ(名古屋)、シアターセブン(大阪)はもちろん、昨年から参加のアップリンク吉祥寺(東京)、アップリンク京都(京都)、第七藝術劇場(大阪)でも同時開催される。さらに目玉作品となる『野獣死すべし』(80年)が、ヒューマントラストシネマ渋谷で単独上映される。

今回、「夏のホラー秘宝まつり2022」の予告編が解禁された。本予告編は、今年上映される20作品のうちの9作品から指折りの恐怖映像をピックアップして編集したもの。日本スクリーン初上映を果たすルチオ・フルチ監督作『野獣死すべし』を筆頭に、『墓地裏の家《4Kレストア版》』(81年)『ルチオ・フルチのザ・サイキック』(77年)『サンゲリア2』(88年)『モデル連続殺人!』(63年)『呪いの館』(66年)『白い肌に狂う鞭』(63年)『ファニーゲーム』(97年)『宇宙からのツタンカーメン』(82年)の予告編へと続く。

「夏のホラー秘宝まつり2022」

アップテンポなBGMや不気味さをより一層際立たせるオルガンの音色、そして登場人物たちの悲鳴や怒号と、映像だけでなく音楽や音響も恐怖を増幅させる。概ねアニメ1話分にあたる約25分の映像ながら、フルチ監督が生涯をかけて突き詰めてきた残虐描写、そしてマリオ・バーヴァ監督の恐怖とドラマティックな世界の融合、カンヌで上映され賛否両論の嵐を巻き起こした『ファニーゲーム』のどこまでも挑発的な姿勢など、底知れぬホラー映画のエネルギーが凝縮されている。

「夏のホラー秘宝まつり2022」は8月12日より開催される。