第72回ベルリン国際映画祭正式出品、フランスでまさかの大ヒットを記録したカンタン・デュピュー監督最新作『地下室のヘンな穴』が9月2日に全国公開される。今回、本予告が公開された。
・住む者の人生を狂わせる!? 自宅の地下室にぼっかりと空いた穴が発揮する微妙なパワー
本国ではNo1大ヒットを記録! 妻は“ヘンな穴”に入りたい衝動を抑えきれず…?
緑豊かな郊外に建つモダニズム風一軒家の下見に訪れた中年夫婦のアランとマリー。購入すべきか迷う夫婦に怪しげな不動産業者がとっておきのセールスポイントを伝える。地下室にぽっかり空いた“穴”に入ると「12 時間進んで、3日若返る」というのだ。夫婦は半信半疑でその新居に引っ越すが、やがてこの穴はふたりの生活を一変させていく…。
監督は“フランスのスパイク・ジョーンズ”の異名をとるカンタン・デュピュー。殺人タイヤの『ラバー』(12年)、鹿革男の狂気『ディアスキン 鹿革の殺人⻤』(19年)などの異色作・怪作で知られ、新作ごとに同国でスマッシュヒットを記録している、今仏映画界で最も注目されるオンリーワンの⻤才だ。ちなみにMr.Oizo名義のフレンチ・エレクトロ・ミュージシャンとしても世界的に知られヨーロッパでは100万枚以上のセールスを記録している。
そんなデュピュー監督がこの最新作で創造したのは、「時間軸が半日進み、肉体が3日若返る」という微妙すぎるパワーを持ったヘンな穴。この穴にハマったせいで、平凡な夫婦の、胸の奥底に封印していた欲望、衝動が呼び覚まされていく。ナンセンスなまでにバカバカしい設定が、あれよあれよという間に現実味を獲得していくストーリー展開に引き込まれずにいられない。
「新居の地下には謎の穴がありました——」なんとも意味深なナレーションで始まる予告編。不動産屋から、この家は人生が変わると案内されたフランス人中年夫婦のアランとマリー。地下室にぽっかり空いた穴に入ると、「12時間進んで3 日若返る」という、摩訶不思議な“セールスポイント”を聞いた妻は、「無性に気になるの」と、穴に入りたい衝動を抑えられずに、蓋を開けてしまうのだった…!
「『パラサイト』より奇妙」、「独創的、ばかばかしい」、「癖になる」と賛辞の嵐を巻き起こし、本国では、フランス映画No1大ヒットを記録した本作に期待だ。
『地下室のヘンな穴』は9月2日より全国公開。
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