『ぼくのエリ』『裏切りのサーカス』の監督が贈る痛快クライム・コメディ
『ぼくのエリ 200歳の少女』(08年)『裏切りのサーカス』(11年)の名匠トーマス・アルフレッドソン監督による痛快クライム・コメディ『ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル』。その
本作の主人公は、チャールズ・イングヴァル・イェンソン(通称シッカン)、スウェーデン髄一の金庫破りだ。服役を終えて刑務所を出てきた彼は、さっそく次の仕事に取り掛かろうとするが、かつての仲間たちは犯罪から足を洗うと言い出す。やむなくシッカンは、お宝「フィンランドの王冠」を1人で盗み出すことにする。一方、その王冠にまつわる伝説の石の行方を追って、フィンランドの運命を左右する野望が動き始めていた…。
今回紹介する。本編映像は、主人のシッカンとその仲間がお宝が隠されている老人ホームに潜入するシーンから始まる。
・「フィンランドの至宝」を狙う“はみだし者”窃盗団、隠し場所を見つけるも侵入がバレてしまい…?
シッカンが窓下の隙間からホースを室内に入れると、玉ねぎを口に含んだ相方がホースを通して空気を送り込む。異臭に気づいた看護師は換気のために窓を開けるが、これがまさに狙い通りの行動であった。
シッカンらのミッションは、標的の男性がタンゴを踊っている3分20秒の間にお宝である石を手に入れること。そのために開いた窓の間から、使用済みのコーヒーカップを部屋に忍び込ませる。「厳格な職員が唯一持ち場を離れる時間は、置きっぱなしのカップを片づける時」。シッカンの読み通り、看護婦はカップを片づけるため部屋を出る。
その隙に内部へと潜入したシッカンたち。看護師はタンゴに夢中の男性にまんまと捕まり戻ってこない。この間に石が保管されている部屋へと向かうが、ロッカーからまさかのモノが飛び出し……。果たしてシッカンらは狙いのお宝をゲットし、無事にミッションを成し遂げることができるのだろうか?
『ギャング・カルテット 世紀の怪盗アンサンブル』は9月2日より全国順次公開される。
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