閉鎖的な村に隠された真実とは!? 少女の不思議な力が目覚め、封じられた記憶へと導かれる物語
#アデル・エグザルコプロス#サリー・ドラメ#スワラ・エマティ#ファイブ・デビルズ#フランス映画#ムスタファ・ムベング#レア・ミシウス#映画
フランスの巨匠監督たちの脚本を手がけてきた新鋭レア・ミシウスの監督長編2作目
フランスの新鋭レア・ミシウス監督が香りの能力でタイムリープする少女を描いた『ファイブ・デビルズ』。本年度カンヌ国際映画祭監督週間クィア・パルムにノミネートされた本作より、日本版ビジュアルと予告編を紹介する。
・“香り”の能力でタイムリープ! 少女が飛び込んだのは、ある村で起きた悲劇と愛の記憶
本作は、セリーヌ・シアマ、ジュリア・デュクルノーに続く才能、新鋭レア・ミシウス監督の最新作。アルノー・デプレシャン『イスマエルの亡霊たち』(17年)、ジャック・オディアール『パリ13区』(22年)、クレール・ドゥニ『Stars at Noon(英題)』(22年)などフランスの巨匠監督たちの脚本を手がけてきたミシウスが、初監督作『アヴァ』に続いて監督長編2作目に選んだ題材は、香りの能力でタイムリープする少女とその家族の物語だ。
嗅覚に不思議な力をもつ少女は、こっそり母の香りを集めている。ある日、謎の叔母が現れたことをきっかけに、彼女はさらなる香りの能力を目覚めさせ、自分が生まれる前の、母と叔母の封じられた記憶にタイムリープしていく。やがてそれは、家族の運命を変える予期せぬ結末へと向かっていく。
主演は『アデル、ブルーは熱い色』(13年)で世界を魅了したアデル・エグザルコプロス。能力者の娘を持ち、自身も秘密を抱える母親役を熱演した。共演はサリー・ドラメ、スワラ・エマティ、ムスタファ・ムベングほか。
解禁されたビジュアルでは、若かりし頃の母ジョアンヌ(エグザルコプロス)の儚くも情熱的な力強い記憶の一部が、ビジュアルに活写されている。全編35mmフィルムで撮影された本作を切り取った1枚は、往年のスリラーを思わすような味わい深さが表現され、美しく、同時に緊張感が漂う。タイトルとリンクする「悪魔が真実を嗅ぎつける」というコピーが語る「真実」とは? 衝撃の展開が待ち受けていることを予感させる。
併せて予告編も解禁された。小さな村ファイブ・デビルズを映し出す美しい映像とは対照的に不穏な音楽が流れる中、“香り”の能力をもつ少女とその家族のもとに、音信不通になっていた父の妹が現れる。歓迎されない妹の正体を探るべく、少女が香りを嗅いでタイムリープしたのは、母と叔母の10年前の封じられた記憶だった。真実のキーワードは「村で起きた悲劇」と「燃えたぎる愛」。そのヒントが隠された映像に注目して欲しい。
『ファイブ・デビルズ』は11月18日より全国公開される。
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