演劇ユニットiakuの横⼭拓也による乳がんをテーマにした傑作舞台を映画化
吉田美月喜と常盤貴子を主演に迎え、⺟と娘の視点から乳がんをテーマに描いた傑作舞台を映画化した映画『あつい胸さわぎ』。東京国際映画祭NipponCinemaNow部門に出品されることが決定した本作より、予告編を紹介する。
・「この胸は、誰にも触られることなくなくなってしまうのかな」乳がんへの不安に悩む娘と母を優しく描いた『あつい胸さわぎ』
本作は、演劇ユニットiakuの横⼭拓也による傑作舞台の映画化。『ロマンス・ロード』(13年)、『恋とさよならとハワイ』(17年)が高く評価されているまつむらしんごが監督を務めている。主演は吉田美月喜と常盤貴子で、先日追加キャストとして、奥平大兼、前田敦子、佐藤緋美らの出演が発表となった。
町の古い一軒家に暮らす武藤千夏(吉田)と母の昭子(常盤)は、つつましくも笑いの絶えない日々を過ごしていた。
小説家を目指し念願の芸大に合格した千夏は、授業で出された創作課題「初恋の思い出」の事で頭を悩ませる。千夏にとって初恋は、忘れられない一言のせいで苦い思い出になっていた。その言葉は今でも千夏の胸に”しこり”のように残ったままだ。だが、初恋の相手である川柳光輝(奥平)と再会した千夏は、再び自分の胸が踊り出すのを感じ、その想いを小説に綴っていくことにする。
一方、母の昭子も、職場に赴任してきた木村基春(三浦誠己)の不器用だけど屈託のない人柄に興味を惹かれはじめており、20年ぶりにやってきたトキメキを同僚の花内透子(前田)にからかわれていた。親子2人して恋がはじまる予感に浮き足立つ毎日。そんなある日、昭子は千夏の部屋で“乳がん検診の再検査”の通知を見つけてしまう。
今回、本作が東京国際映画祭のNipponCinemaNow部門に出品されることが決定。映画祭開催期間中の10月24日にレッドカーペットが行われ、10月29日に本作品が初披露上演となる。
また、映画祭決定にあわせて予告編が解禁された。予告で流れる曲は、注目のアーティストHana Hopeが本作のために書き下ろした「それでも明日は」。エモーショナルなシーンに浸透するような歌声で揺れる娘と母の気持ちを表現する。
『あつい胸さわぎ』は2023年1月27日より全国公開。
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