国内26年振りとなる個展開催で再び注目を集める、世界で最も有名な存命の芸術家
対象物をふくよかに描く“ボテリズム”で知られ、国内26年ぶりとなる個展開催で再び注目を集める90歳の芸術家フェルナンド・ボテロ。その素顔と絵画創作の秘密に迫るドキュメンタリー映画『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』より、予告編を紹介する。
・どの作品もふっくらぷっくり。89歳巨匠が独自の画風にこだわるワケは?
世界で最も有名な存命の芸術家であり、南米のピカソとも呼ばれるフェルナンド・ボテロ。人間も静物もなぜだかみんなふっくら、ぷっくりと膨らみ、素朴でユーモアあふれる作風が愛される。90歳のマエストロは現在も毎朝アトリエに通い、多幸感あふれる独創的な作品を生み出し続けている。
本作では、幼い頃に父を失った貧しい少年が、闘牛士学校に通いながらスケッチ画を描いていた原点から、対象物をぽってりと誇張する“ボテリズム”に目覚め、「モナ・リザ、12歳」のMoMA展示で一躍注目を浴びアート界の頂点へとたどり着くまでの軌跡を追いかける。
今回紹介する予告編には、ユーモラスで愛らしいボテロの作品が次々と登場。そしてその作品からは想像もつかないボテロの独創性を貫く信念と波乱万丈の人生が、ボテロ本人や家族によって語られる。彼はなぜ対象をふくよかにするのか? そこに込められた意味とは? ボテロ成功の陰にはコロンビア出身という出自への差別、作品に対する批判、そして愛息の死と自身の利き手の一部を失った悲劇があった。
『フェルナンド・ボテロ 豊満な人生』は11月3日にDVDリリース。
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