感動、コメディ、ドキュメンタリー…性にまつわる5作品
アメリカで中絶の権利を認めた判例が覆され、日本でもメディアが性暴力を徐々に取り上げるようになった2022年。性にまつわる問題について、きちんと考える必要があると感じた人も多かったのではないだろうか。そこで今回は「性教育」に関連した動画を紹介する。
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90歳のセックス・セラピストによるパワフルな性教育
『おしえて!ドクター・ルース』
・90歳のおばあちゃんが性の話題に明るくお悩み相談!/映画『おしえて!ドクター・ルース』予告編
「性」に関するヒントを得られる映画『おしえて!ドクター・ルース』は、アメリカで最も有名なセックス・セラピスト、ドクター・ルースの人生を描いたドキュメンタリー作品だ。ニューヨークの深夜ラジオ番組で有名になった彼女は、誰も教えてくれなかった性の悩みを解決してゆく。中絶における女性の権利やLGBTQ問題など、性問題に常に立ち向かってきた彼女はどのように誕生したのか。パワフルかつチャーミングな性教育が受けられるのは、この映画だけ。
性教育の大切さを訴える女子高生に密着
『シェルビーの性教育~避妊を学校で教えて!~』
テキサスの田舎町で育った女子高生、シェルビー・ノックス。性教育や同性愛者の捉え方に疑問を問いかけるシェルビーの姿を追った映画だ。彼女が住むキリスト教保守派の町では、同性愛や避妊用具の使用が許されておらず、10代の妊娠と性感染症の割合が最も高いという。現実に向き合い、保守派勢力に対抗していく彼女の姿には強い意思を感じられるだろう。作品は、終始シェルビーの性に関する素朴な疑問や興味に起因しており、若い人たちにもぜひ見てほしい内容となっている。
ハーレイ・ジョエル・オスメント君が“セックスセンス”を伝授!?
『SEXエド チェリー先生の白熱性教育』
『SEXエド チェリー先生の白熱性教育』は、中学生に性教育を教えることになった童貞教師の奮闘を描いたコメディ映画。主人公のエドを務めたのは『シックス・センス』に出演し、天才子役として一躍脚光を浴びたハーレイ・ジョエル・オスメント。大人になるとなかなか学ぶことのない「性」について、エドが悩みながらも一生懸命教えていく姿にエールを贈りたくなる。性教育というセンシブルな話題を扱いながらも、ユーモアあふれる作品に仕上がっている。
身体障害者の「性」について考える
『セッションズ』
ポリオによって首から下が麻痺した男性の恋を描いた『セッションズ』。童貞喪失のためにセックス・セラピストへ相談を持ちかける主人公 マーク。女性と深い関係を持てるよう、愛の形を模索するマークと彼を見守る周囲の人々との日常を描いている。実話をもとにした作品で、優しくユーモラスに「性」について考えさせてくれる物語だ。マークを演じたのは、ミュージシャンとしても活躍するジョン・ホークス。マークの人生に影響を与える聖職者ブレンダンをウィリアム・H・メイシーが演じている。
予期せぬ妊娠で、少女が向き合う未来とは
『17歳の瞳に映る世界』
ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭などで、数々の賞を受賞した映画『17歳の瞳に映る世界』。17歳という若さで予期せぬ妊娠が発覚した主人公オータムと、彼女を支える唯一の親友スカイラーの旅路を描いた作品だ。誰にでも起こりうる性問題や思春期の感情などを、17歳の瞳を通じて綺麗に映し出している。辛い現実と向き合いながらも強くまっすぐ生きるふたりの姿に心を打たれるだろう。予告編を見て、悲しみをそっと包みこんでくれる大切な人の存在を思い出す人も多いはずだ。
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