『新聞記者』など、世に強く訴える問題作を手掛けてきたスターサンズと、邦画史上初となる現役総理大臣のドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』の内山雄人監督&制作スタッフが、今まさに、満を持して“日本の真の影”に切り込む政治ドキュメンタリー『妖怪の孫』より、特報映像が公開された。
・菅政権の正体に迫る異色の政治ドキュメンタリー『パンケーキを毒見する』公開決定、特報解禁!
貧困は自己責任だけど、政官の嘘の責任は取らない!? テレビや報道では知ることが出来ない“ニッポン”を紐解く
連続在任日数2822日を誇った歴代最長在任総理大臣・故安倍晋三。総理退任後も、凶弾に倒れるまでキングメーカーと称され、群を抜く影響力を維持していた。タカ派的な外交政策と所謂“アベノミクス”に代表される経済政策を行い、高い人気を誇った半面、物議を醸す言動やスキャンダルの絶えない人物だった。果たして“美しき国、日本”をスローガンに掲げていた安倍元総理とはいったい何者であったのか。この国に遺したものは何だったのか。
「妖怪」。それは、人知を超えた怪奇現象やそれを起こす不思議な力を持つ非科学的な化物・存在。その風貌と社会の表と裏を渡り歩き、政財界を操る実力者としての異名から「昭和の妖怪」と呼ばれた政治家がいた。その名は、岸信介(元総理)。安倍元総理が心酔していた母方の祖父である。幼心に「祖父の教え」として刷り込まれた野望を実現しようと、極端なまでの「前のめり」な政治姿勢であった背景にあった、血縁と生い立ちの秘密とは?
妖怪の魔の手は、いかなる嘘や不正さえも諦めで満たし、政官の倫理観を地に落とした。その結果としての黒塗りや改竄の蔓延。それは、いつの間にか日本国民の心にさえも忍び込んでいた。ヤバい案件には誰も責任はとらず、貧困もすべて「自己責任」に。
アベガーに象徴される自分の主義・信条と合わない行動を取る人を叩いたり批判したりする「不寛容」。そして、自衛隊明記や防衛費増額につながる「攻められる恐怖」——。いつから私たちは、困難に陥った時、互いに認め合う助け合いの気持ちを忘れてしまったのか。いつから善悪を忘れ、責任を取らない自分になってしまったのか、いつから自尊心を失ってしまったのか?
アベ政権は選挙において圧倒的な支持と勝利を得ることが出来た理由、多くの国民を惹きつけたワケ、お膝元で行われていた下関の談合・報道されない事件とは…?
さらに旧統一教会との本当の関係性や現役官僚の本音など、アベ政治への総括と共に、決してテレビや報道では描くことが出来ない、ニッポンの姿、そしてその根本にあるものをブラックユーモアや風刺絵本と共に紐解いていく。
昨年亡くなった、映画プロデューサーの故・河村光庸が設立したスターサンズが放った新たな問題作『妖怪の孫』は、3月17日より全国公開される。
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