ブラッド・ピットが説得力抜群の快演! ハリウッド黄金期を体現する超一流スターの栄枯盛衰

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デイミアン・チャゼル監督「伝説的なオーラ。それがブラッドにもある」

『ラ・ラ・ランド』のデイミアン・チャゼル監督が、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーら豪華キャストを迎え、ハリウッドを舞台に描くエンタテインメント最新作『バビロン』。本作より、ピット演じる映画スター・ジャックの栄枯盛衰を感じさせる特別映像を紹介する。

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本作は、ゴールデンエイジ(黄金時代)と呼ばれた1920年代のハリウッドを背景に、富と名声、野心に彩られた映画業界で夢を叶えようとする男女の運命を描く。出演者にはピットとロビーに加え、トビー・マグワイア、サマラ・ウィーヴィング、新鋭ディエゴ・カルバら多彩な俳優陣が集結する。

また、現在もCMで連日使用される『ラ・ラ・ランド』(16年)の名曲を作曲し、第89回アカデミー賞作曲賞・歌曲賞を受賞したジャスティン・ハーウィッツが楽曲を担当。ジャズ・エイジと呼ばれたジャズ全盛期の音楽をいかに作曲するかも注目のポイントとなっている。

本作でピットが演じるのは、1920年代サイレント映画全盛のなか、映画業界の頂点に立つ超一流スターのジャック・コンラッド。昼は大作映画の主役を努め、夜は連日豪華なパーティーに現れては人々から羨望の眼差しを向けられる大物だ。誰もが憧れ、近づきたいと思わせるそのカリスマは、映画業界の頂点に君臨し続けるピットが演じるからこそ、リアリティあるキャラクターとして納得でき、観客を映画の世界に没頭させてくれる。

チャゼル監督は「ブラッドは伝統的な映画スターがどのようであったかを感じることができる、数少ない現代役者の一人だ。当時のスターが一見何の苦労もなく発散できたような伝説的なオーラ。それがブラッドにもある」と語る。ジャック役のキャスティングにブラッドの名が上がるのは、ごく自然な流れだったとか。

また、チャゼル監督は「当時の映画スターをモデルにしている。ジョン・ギルバードやダグラス・フェアバンクスたちをね。彼は全てを手に入れ全てが神がかっている」と明かす。ピットも出演あたりリサーチを欠かさなかったそう。「過去にたどり、勉強した。ギルバート、フェアバンクス、(ルドルフ・)ヴァレンチノの作品をたくさん見たよ。彼らの演技には真の魅力がある」と語っている。

しかし、時はサイレント映画からトーキー映画に移り変わるハリウッド激動の時代。大成功を収めたジャックにも、急激な変化の荒波が押し寄せる。「映画業界に変化が訪れ」「流れに置いていかれる」。ジャックとともに新鋭女優としてハリウッド黄金期を駆け抜けるネリー・ラロイ役を演じたマーゴット・ロビー、そしてジャック役を演じたピット自身が口にするその言葉の真意とは? 「もっと上を目指さないか」、そう語るジャックの野心が招く運命の行く末は?

『バビロン』は公開中。

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