第47回トロント国際映画祭ミッドナイトマッドネス部門に正式出品され、ほかジャンル映画祭を席巻した韓国映画史上最も強烈なバイオレンス・サバイバル・アクション『オオカミ狩り』より、本編シーンが公開された。
・韓国映画史上最も強烈な残酷描写に世界が戦慄! 生死をかけた海上監獄バトルロイヤル
ソ・イングク扮するジョンドゥのカリスマ性が爆発している本編シーン
フィリピンに逃亡した極悪犯罪者たちと護送官の刑事を乗せた貨物船“フロンティア・タイタン号”。 太平洋のど真ん中に浮かぶ監獄は、犯罪者たちの反乱により血で海を染める。そして、〝怪人”が目覚めたとき船上は地獄と化す。果たして、生き残るのは…。
第一級殺人の国際手配犯・ジョンドゥを演じるのは、8年ぶりの映画復帰作『パイプライン』でセクシー且つワイルドな魅力を開花させた盗油師役も記憶に新しいソ・イングク。全身にタトゥーを入れて大胆なイメージチェンジをはかり、海に浮かぶ監獄で反乱を主導する狂気に満ちた極悪非道な犯罪者を熱演。初の悪役を演じるにあたり、16キロ増量し肉体改造して挑んだ。
ナイフ使いの寡黙な犯罪者・ドイルを演じるのは、『ノクドゥ伝〜花に降る月明り〜』『サーチ 〜運命の分岐点〜』など主演ドラマを筆頭に目覚ましい活躍が続く次世代俳優のチャン・ドンユン。海洋特殊救助団のチーム長には数々の映画・ドラマに出演するベテラン俳優のソン・ドンイル。そして、ドラマ『刑務所のルールブック』のパク・ホサン、『還魂』のチョン・ソミンが刑事役に扮する。
今回公開されたのは、ソ・イングク扮する第一級殺人の国際手配犯パク・ジョンドゥのカリスマ性が爆発している本編シーン。極悪犯罪人・ジョンドゥが脱走を図り、軽々と犯罪者たちを解き放ってしまう。そこで子分たちや兄貴分たちと合流するのだが、口では「兄貴」と言いつつも明らかにジョンドゥの方が態度がでかい。
韓国では上下関係が厳しいのだが、カリスマ犯罪者のジョンドゥにはそんなこともお構いなし。同じ船で運ばれていた犯罪者「寡黙な色男ナイフ使いのイ・ドイル」とも10年ぶりの再会を果たす。ドイルは、船を乗っ取ろうとするジョンドゥに「何をする気だ」と尋ねると、「逃げるんだよ、人間らしく生きるためにな」とワイルドに言い放つ。
だが、「助けてもらって礼も言えないのか」と、沸点低めのジョンドゥはふつふつとドイルへ苛立ち始める。さらに「大人しく韓国へ行け」と言うドイルに対し、目を見開き監督絶賛の四白眼全開スマイルで「冗談抜かすな。韓国に行きたい奴は?」と威圧的に聞くと、皆緊張した面持ちで顔をゆがめる。すると、「手を挙げろ、ぶっ殺してやる」と今にも殺しそうな鋭い目つきで言い捨て、誰も手を上げないのを確認すると「ほらな」と言わんばかりにドイルへウインク。
最高にかっこよく、最高に恐ろしいカリスマ犯罪者の姿に、鳥肌が止まらない名シーンだ。ソ・イングク曰く「ジョンドゥより年上だけど、彼とは口を利くこともできない子分もいるようなキャラクターなので、〝危険な人物”と分からせるためにバルクアップして16キロ体重を増量してこの役に臨んだ」と並々ならぬ役作りをしたという。
さらに、監督や美術担当と何度も話し合い作り上げていったのがタトゥーだ。そのタトゥーは首やおしりにいたるまで顔を除く全身に施されており、油や血のりで何度も崩れそうになり苦労したと明かす。おしりに施されたタトゥーは是非スクリーンで確認してほしい。
『オオカミ狩り』は4月7日より全国公開。
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