稲垣吾郎「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と力強く語る…彼が対峙していくものとは?『正欲』30秒予告
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主題歌は若者を中心に絶大な人気を誇るVaundyが担当することが決定!
稲垣吾郎、新垣結衣らを出演者に迎え、岸善幸監督が朝井リョウの第34回柴田錬三郎賞受賞作を映画化した衝撃作『正欲』より、予告映像と本ビジュアルを紹介する。また、本作の主題歌にVaundyの「呼吸のように」が決定した。
・稲垣吾郎が戸惑いの表情を浮かべ、前を見つめる…その目線の先にあるものは?『正欲』場面写真
本作は、第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説の映画化。家庭環境、性的指向、容姿…さまざまに異なった“選べない”背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出す衝撃的な物語を、原作とは違い、ある種のラブストーリーとして映像化した。監督を岸善幸、脚本を港岳彦が手がける。
検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道には、磯村勇斗。そして、佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也、東野絢香が大也と同じ大学に通う神戸八重子を演じている。
今回紹介する30秒予告は、「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」と、夏月が啓喜に問いかけるシーンから始まる。正義で世界を測る検事の啓喜は、「社会の“バグ”は本当にいるの。悪魔みたいなやつがいるんだよ!」と語り、そのセリフと共に登場人物たちの意味深で印象的な表情が次々と映し出される。
「あんたが想像もできないような人間はこの世界にたくさんいるんだよ」と語る大也。「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」とつぶやく佳道。検事の啓喜は一体何と対峙していくのだろうか?
家庭環境や指向、見た目など、様々に異なる5人。違う場所、違う人生、違う境遇で生きていて、まったく接点がないように見える彼らの距離が少しずつ近づいていき、予想もできなかった“ある事件”をきっかけに交差する。
「生きるために必死だった道のりをありえないって簡単に片付けられたこと、ありますか?」と、問いかける夏月。そして、水浸しのベッドに横たわる夏月の画と共に映し出されるタイトル「正欲」。その言葉の意図するものとは? 交差した彼らの人生はその後どこに向かうのか?
本ビジュアルは、何か遠くを静かに見つめる啓喜と、無言で前後に並びバスに揺られる夏月と佳道、そして「観る前の自分には戻れない」のコピーが印象的な1枚となっている。
また、本作の主題歌を、若者を中心に幅広い世代で絶大な人気を誇るVaundyが担当することが決定した。Vaundyが映画主題歌を手掛けるのは、本作が初となる。主題歌となったのは、Vaundyが書き溜めた未発表の曲から映画の世界観に合うものを選び提供した「呼吸のように」。まるで書き下ろしたかのように映画世界を端的に凝縮した、かけがえのない人とのつながりを歌うその楽曲は、深い余韻を本作の最後に響かせる。果たしてどんな主題歌になっているのか、続報に期待したい。
『正欲』は11月10日より全国公開。
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