イ・ビョンホン 、新年のお祭りで熱唱!「笑いと同時にダークな部分が見えます」と見どころ語る『コンクリート・ユートピア』本編映像
意気揚々と歌い出す姿から狂気的な様子まで…存在感のある演技に注目
パク・ソジュン、イ・ビョンホン、パク・ボヨン出演のパニックスリラー映画『コンクリート・ユートピア』より、イ・ビョンホンの歌唱&ダンスシーンを収録した本編映像を紹介する。
・パク・ソジュンが見つめる地獄のような光景…果たしてこの戦いを生き延びることはできるのか?『コンクリート・ユートピア』本編映像
・[動画]イ・ビョンホン、狂気のダンスとカラオケ熱唱/『コンクリート・ユートピア』本編映像
本作は、大災害で唯一崩落しなかったマンションを舞台に、生存者たちの争いを描いたエンタテインメント大作。第48回トロント国際映画祭では「『パラサイト 半地下の家族』(19年)に続く傑作」(Screen Daily)と高く評価され、第96回アカデミー賞国際長編映画賞の韓国代表作品にも選出、世界的にも期待を集めている。
世界を襲った未曾有の大災害により一瞬で廃墟と化したソウル。唯一崩落しなかったマンションは、生存者たちで溢れかえっていた。無法地帯となったいま、マンション内でも不法侵入や殺傷、放火が発生。危機を感じた住民たちは主導者を立て、居住者以外を追放し、住民のためのルールを作って“ユートピア”を築き上げる。
住民代表となったのは、902号室のヨンタク。職業不明で冴えないその男は、権力者として君臨したことで次第に狂気を露わにする。そんなヨンタクに傾倒していくミンソンと不信感を抱くミョンファ。極限の状況下でヨンタクの支配が頂点に達したとき、思いもよらない争いが勃発する。そこで明らかになる、その男の本性とは──。
『隠された時間』(16年)で高評価を得た新鋭オム・テファ監督のもと、『非常宣言』(21年)『白頭山大噴火』(19年)などディザスター大作への名演も記憶に新しいイ・ビョンホン、『梨泰院クラス』や 『ミッドナイト・ランナー』(17年)などで日本でも熱狂的な人気を誇るパク・ソジュンのほか、パク・ボヨンら韓国エンタメ界を代表する豪華キャストが集結する。
2024年の幕開けに合わせて紹介するのは、ファングンアパートで開催された新年のお祭りを映した本編映像。イ・ ビョンホン演じる住⺠代表のヨンタクが住⺠におだてられ、ステージ上で十八番を熱唱するシーンが捉えられている。
大災害後初めて新年を迎えたファングンアパートでは、お祭りが開催されていた。そんな中、パク・ジフ演じるへウォンが、マンションの外で生き延び、再びファングンアパートへと戻ってきた。イ・ビョンホン演じる住⺠代表のヨンタクが彼女を住⺠の一員に迎え入れ、ステージ上で挨拶をすると、キム・ソニョン演じる婦人会会⻑グメら住⺠たちから「ついでに歌って」と歓声が上がる。
住⺠からもてはやされ、マイクを片手にカラオケの十八番を指定したヨンタクは、「住⺠のみなさん、愛してます」と指ハートを披露。ノリノリでダンスをしながら十八番の「アパート」を熱唱する。
しかし、そんな賑やかな様子とは裏腹に、映像の端に映るヘウォンは怪訝そうな顔で住⺠らを傍観。さらにヨンタクは強い口調で十八番の曲を指示するなど、不穏な空気も垣間見える。
冴えない男が住⺠代表に祭り上げられ意気揚々と歌い出す姿から、権力を振りかざす狂気的な様子まで、存在感のある演技を魅せたイ・ビョンホン。お祭りのシーンについては、「僕にとっても、映画にとっても重要な場面だと思います。プレッシャーも感じました」と言及し、「笑いと緊張が繰り返されているところが、この映画の大きな魅力でしょう。このシーンでも笑いと同時にダークな部分が見えます」と語った。
『コンクリート・ユートピア』は、2024年1月5日より全国公開。
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