『映画 聲の形』の山田尚子監督最新作! 劇中歌「水金地火木土天アーメン」を使用した『きみの色』リリックビデオ公開

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(C)2024「きみの色」製作委員会
『きみの色』
『きみの色』
『きみの色』
『きみの色』

高校生の曲として素朴さや粗さが残るように作られた楽曲

23億円の異例のヒットを記録した名作『映画 聲の形』(16年)の山田尚子監督による完全オリジナル長編アニメーション映画『きみの色』。本作より、劇中歌「水金地火木土天アーメン」の楽曲にのせて、本編映像と歌詞が流れるリリックビデオを紹介する。

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高校生のトツ子は、人が「色」で見える。嬉しい色、楽しい色、穏やかな色。そして、自分の好きな色。そんなトツ子は、同じ学校に通っていた美しい色を放つ少女・きみと、街の片隅にある古書店で出会った音楽好きの少年・ルイとバンドを組むことに。

学校に行かなくなってしまったことを、家族に打ち明けられていないきみ。母親に医者になることを期待され、隠れて音楽活動をしているルイ。トツ子をはじめ、それぞれが誰にも言えない悩みを抱えていた。

『きみの色』

バンドの練習場所は離島の古教会。音楽で心を通わせていく3人のあいだに、友情とほのかな恋のような感情が生まれ始める。周りに合わせ過ぎたり、ひとりで傷ついたり、自分を偽ったり―やがて訪れる学園祭、そして初めてのライブ。会場に集まった観客の前で見せた3人の「色」とは。

脚本を務めるのは、スタジオジブリや、京都アニメーションの数々の大ヒット作品を手掛け、山田監督とは『けいおん!』シリーズ以降、幾度となくタッグを組む吉田玲子。音楽は『映画 聲の形」『リズと青い鳥』(18年)など山田監督作品のほか、話題作『チェンソーマン』のサウンドトラックを担当する作曲家・牛尾憲輔。

声の出演には、日暮トツ子役に鈴川紗由、作永きみ役に髙石あかり、影平ルイ役に木戸大聖と、いま注目の若手俳優たちが参加。3人を導くシスター日吉子役を新垣結衣が務める。

本作は、先日フランスで行われた第49回アヌシー国際アニメーション映画祭で絶賛され、続く第26回上海国際映画祭にて、金爵賞アニメーション最優秀作品賞を受賞した。日本作品としては5年ぶりの快挙となり、授賞式に出席した山田監督は、「アニメーションは素晴らしい力を持っていると思います。これからも世界中に向けて、たくさんのアニメーションを作っていけたらと思っています」と受賞の喜びを誇らしげに語った。

『きみの色』

そして7月3日に行われたジャパンプレミアでは、声優を務めたキャストらと山田監督が夏らしく浴衣姿で登壇。観客を前に、国内初上映を迎えた喜びや自身の演じたキャラクターの注目ポイントなど、本作の魅力をたっぷりと語りつくし、大いに盛り上がりを見せていた。

今回紹介するのは、劇中歌「水金地火木土天アーメン」の楽曲にのせて、本編映像と歌詞が流れるリリックビデオ。楽曲とリンクして主人公のトツ子、きみ、ルイの3人の本編シーンがリズミカルにつなぎ合わされており、ますます本作への期待が高まる映像に仕上がっている。

『きみの色』

音楽・音楽監督の牛尾憲輔が本楽曲を制作しており、プロっぽくなりすぎないよう、高校生の曲として素朴さや粗さが残るように作り上げたそう。山田監督は聴いた時を振り返り、「本当に可愛らしいし、1回聴いただけで口ずさめる。トツ子のまっすぐな性格の明るさだったり、芯の強さがすごく面白く可愛らしく表現されている」と絶賛。本作の魅力が溢れ出る楽曲に監督も一瞬で虜になったようだ。劇中歌「水金地火木土天アーメン(MV ver.)」は先行配信中だ。

『きみの色』は8月30日より全国東宝系公開。

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