中島健人主演作の主題歌決定。人気小説家の夫と夢を捨てた妻の逆転物語でmilet書き下ろし曲が感動盛り上げる

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(C)2025『知らないカノジョ』製作委員会

中島「言葉とメロディーを自分の心に纏うようにして撮影期間を過ごしました

中島健人が主演を務め、miletが映画初出演する三木孝浩監督最新作『知らないカノジョ』。本作の主題歌にmilet書き下ろし「I still」が決定し、予告映像と本ポスタービジュアルが公開された。

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本作は、恋に落ちてから8年、喧嘩した翌朝、2人の出会わなかった世界が始まるファンタジック・ラブストーリー。『今夜、世界からこの恋が消えても』(22年)『きみの瞳が問いかけている』(20年)など、あらゆる世代の心に響く珠玉のラブストーリーを送り出してきた名手・三木孝浩が監督を務める。

大学時代にお互い一目惚れして結婚したリクとミナミ。小説家を目指していたリクは、ミナミのサポートのかいもあり、一気に人気のベストセラー作家になる。一方、歌が好きだったミナミは歌手の夢がままならず、毎日仕事ばかりで忙しいリクとのすれ違いの生活に孤独を感じていた。

そんなある日、リクの心ない一言がきっかけで2人は大喧嘩してしまう。翌朝リクが目を覚ますとミナミの姿はなく、出版社に打ち合わせに行くも出会う人々と全く話がかみ合わないことに戸惑いを覚える。なんと人気作家だったはずの自分は文芸誌の一編集部員になっており、街には天才シンガーソングライターとして活躍する、自分とは知り合ってもいない“前園ミナミ”の姿と曲が溢れていた——。

主人公の神林リクを演じるのは、中島健人。演技の幅を広げて俳優としてのキャリアを重ね、30歳を迎えた節目の年に最初の映画となる本作では、夢を目指していた大学時代から成功・挫折を経て、全てを取り戻そうと奔走する20歳〜28歳の主人公の人生を演じる。

ヒロインの前園ミナミを演じるのは、シンガーソングライターのmilet。本作が映画初出演となり、シンガーソングライター活動と、すれ違いの結婚生活に不満を募らせる妻・ミナミ役という、振れ幅の大きい演技に挑戦している。

『知らないカノジョ』

今回紹介する予告映像は、リク(中島)とミナミ(milet)がお互いに一目惚れして結婚するも、ある朝突然“世界が変わる”までをテンポよく描写していく。

人気小説家となったリクと歌手の夢を諦めたミナミの仲睦まじい日常の様子やウェディング姿の幸せいっぱいな様子も映し出されるが、突如、2人が出会ってもいない世界に放り出され、“大スターといち編集者”という関係に変わってしまったことに気づき戸惑うリク。そんな“もう一つの世界”でも優しく受け止める親友・梶原(桐谷健太)の助けを借りて、ミナミと再び出会い、愛し合えば“もとの世界”に戻れると信じ全てを取り戻すために奔走する。

ミナミを失った世界で、彼女を大切にできていなかった自らを改めて省みるリクだったが、この世界でのミナミの公私のパートナーである音楽プロデューサー・田所(眞島秀和)からの「彼女に必要なのは君じゃない、二度と顔を見せるな」という痛烈なひと言がさらに追い打ちをかける。リクは、ミナミとの幸せな日常を取り戻すことができるのか——。

予告映像をエモーショナルに彩るのは、前園ミナミが歌う「I still」。劇中ライブシーンにて未発表曲として歌唱する本楽曲はmilet本人が書き下ろした主題歌だ。ミナミのあふれる想いがより深く見る者の心に突き刺さり、「もしもの世界で、愛を知る」というラストメッセージを心に刻み込む。

中島は「miletさんが、作品をしっかり読み込んで書かれた大切な楽曲だったので、僕も撮影に臨むにあたって常にこのmiletさんが作った言葉とメロディーを自分の心に纏うようにして撮影期間を過ごすようにしていました。勇気と愛情というものをとても感じることができたし、対面してお芝居をするうえでも、楽曲を聴いた時に思わず心が揺さぶられて(撮影の)最初の頃から涙する1歩手前までいってしまうくらい音の引力を持つ方だなと思いました」と絶賛。

miletは「台本を読んで1番最初にできた曲でもあり、この作品に対する私の素直な気持ちが表れた曲です。リクとミナミがどんな世界に行っても、心のどこかで繋がっているものがあるからこそ、このような曲が生まれたんだと思います。歌っていても今までのmiletにはなかったような、ミナミと一緒に作った曲になったなと思います」と楽曲に込めた想いを語る。

続けて「(映画の)余韻をこの曲に任せられるといいなと思って作ったので、三木監督に『この曲しか考えられない!』と言っていただいた時はすごく嬉しかったです」と三木監督からの太鼓判があったことも明かした。

また、ポスタービジュアルは、リクとミナミのキュートな表情が話題となったティザービジュアルに、本作のキーパーソンであるリクの親友・梶原(桐谷)とミナミの祖母・和江(風吹ジュン)のスチールも追加したデザインとなる。

■中島健人

——主題歌「I still」を聴いて。

miletさんが、作品をしっかり読み込んで書かれた大切な楽曲だったので、僕も撮影に臨むにあたって常にこのmiletさんが作った言葉とメロディーを自分の心に纏うようにして撮影期間を過ごすようにしていました。勇気と愛情というものをとても感じることができたし、対面してお芝居をするうえでも楽曲を聴いた時に思わず心が揺さぶられて、(撮影の)最初の頃から涙する1歩手前までいってしまうくらい音の引力を持つ方だなと思いました。「I still」というタイトルにも本当に素敵な意味が込められていて、いいメロディ、いい言葉に包まれた撮影期間でした。リクとしても中島健人としても、すごく胸を打たれました。

■milet

——楽曲制作の思い。

台本を読んで1番最初にできた曲でもあり、この作品に対する私の素直な気持ちが表れた曲です。リクとミナミがどんな世界に行っても心のどこかで繋がっているものがあるからこそ、このような曲が生まれたんだと思います。歌っていても、今までのmiletにはなかったような、ミナミと一緒に作った曲になったなと思います。大好きで大切な曲ができたなとも思いますし、私もこの曲を聴いて現場に向かって気持ちを作っていきました。(映画の)余韻をこの曲に任せられるといいなと思って作ったので、三木監督に「この曲しか考えられない!」と言っていただいた時はすごく嬉しかったです。

——演じた前園ミナミとしての歌唱について。

劇中の歌唱シーンでは言葉の発し方もちょっと変えてみました。今までmiletとして歌っている言葉とはちょっと違う発音だったり、milet節を少し抜いて、ミナミの素直でまっさらな気持ちで歌えるように、もっと言葉をはっきり、伝えたいメッセージが相手の心に柔らかく届いていくように歌えたらいいなと思って挑戦していました。

『知らないカノジョ』は2025年2月28日より全国公開。