ゾーイ・サルダナの衝撃パフォーマンス、アカデミー助演女優賞を獲得した圧巻演技に鳥肌!『エミリア・ペレス』本編映像
#エミリア・ペレス#ゾーイ・サルダナ#第97回アカデミー賞#アカデミー賞
この3月に行われた米アカデミー賞で最多12部門13ノミネートのすえ、助演女優賞と歌曲賞を受賞するなど、本年度の賞レースを席巻しているミュージカル・エンタテインメント映画『エミリア・ペレス』。その劇中シーンから、アカデミー賞助演女優賞を獲得したゾーイ・サルダナによる衝撃パフォーマンス「El Mal」の本編映像シーンが解禁された。
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5ヵ月かけてカメラと完全に呼吸を合わせたゾーイ・サルダナ
弁護士リタ(ゾーイ・サルダナ)は、メキシコの麻薬王マニタス(カルラ・ソフィア・ガスコン)から「女性としての新たな人生を用意してほしい」という極秘の依頼を受ける。マニタスは、本当の自分になりたいと願い、女性として新たに生きることを決意したのだ。
リタの完璧な計画により、マニタスは姿を消すことに成功。数年後、イギリスに移住し新生活を送るリタの前に現れたのは、マニタス……ならぬ、新しい存在として生きるエミリア・ペレスだった。
麻薬王だった時代に犯した自らの罪を深く悔いていたエミリア・ペレスは、かつて麻薬王だった時代の情報網を活かし、行方不明者を捜索する団体“ラ・ルセシタ(小さな光)”を設立。資金調達のために慈善事業パーティーを開催する。しかし、そこに集まったのは経済界の大物たちだけでなく、麻薬王、汚職政治家、詐欺師といった”汚れた金”で成り上がった者たちだった……。
一方、エミリア・ペレスのビジネスパートナーとなったリタには長年抱え続けた“怒り”があった。法廷では、明らかに罪を犯した男たちが、金の力で裁判を動かし、無罪放免されるという現実が横行していた。どれほど正義を信じ、法律を駆使しても、結局は権力と金の前に真実が歪められてしまう。このメキシコの腐敗した司法制度に対する怒りが、彼女の中で静かに燃え続けていた。
(C) 2024 PAGE 114 – WHY NOT PRODUCTIONS – PATHÉ FILMS – FRANCE 2 CINÉMA
今回解禁されたのは、エミリアが団体の代表としてスピーチをするなか、「結局、根本は何も変わっていない」と鬱憤を抑えきれなくなったリタが心の叫びを爆発させるシーン。
皮肉と怒りを込めた楽曲「El Mal」にのせながら、会場にいる全員が認めたくない“真実”を突きつけていく──。
このゾーイ・サルダナの演技について、『真夜中のピアニスト』(05年)をはじめ、数々の名作を世に出してきたジャック・オーディアール監督は、「ゾーイはすべての条件を満たしていた。彼女は歌えるし、リードダンサーとして踊りもできる。さらに彼女の演技からは、強烈なカリスマ性も感じられた」と絶賛する。
監督は「ゾーイ自身もこの作品への出演を熱望していたが、スケジュールの都合から1年待つことになった」と明かしたが、その我慢がこの圧倒的なパフォーマンスを呼んだと言っていいだろう。
撮影に入ると、ゾーイは「El Mal」のパフォーマンスを完璧なものにするため、5ヵ月にわたる準備を重ね、カメラと完全に呼吸を合わせることで、一体感のある撮影を実現したという。
アカデミー歌曲賞を受けた「El Mal」と、それを歌いあげた助演女優賞のゾーイ・サルダナ──映画公開を前に、まずはこの映像で予習しておきたい。
映画『エミリア・ペレス』は、3月28日より全国公開。
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