吉沢亮の“女形”が美しすぎる…原作者・吉田修一も「100年に一本の壮大な芸道映画」と絶賛する『国宝』最新映像
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任侠の一門に生まれながらも、歌舞伎役者の家に引き取られ、芸の道に人生を捧げる主人公の50年を描いた壮大な一代記──映像化は不可能と言われてきた、作家・吉田修一の最高傑作。李相日監督によるその映画化作品『国宝』の最新映像が公開された。
・吉沢亮主演、横浜流星共演の話題作に渡辺謙&高畑充希&寺島しのぶら“国宝”級の豪華キャストが参戦!
名作小説が最高峰のキャスト・スタッフで映画化……特別映像でついにベールを脱ぐ
(C)吉田修一/朝日新聞出版 (C)2025映画「国宝」製作委員会
任侠の一門に生まれ、抗争によって父を亡くした喜久雄は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。
正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人はライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが運命の歯車を狂わせてゆく……。
血筋と才能、歓喜と絶望、信頼と裏切り。そのもがき苦しむ壮絶な人生の先にある“感涙”と“熱狂”。「歌舞伎」という誰も見たことのない禁断の世界で、激動の時代を生き抜きながら、彼は世界でただひとりの存在、のちに国宝と呼ばれる男となる——。
歌舞伎界を舞台にした本作は、吉田修一自身が、3年間歌舞伎の黒衣をまとい、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の小説だ。2017年から朝日新聞にて連載されるや話題となり、翌年に単行本化。2019年第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞するなど、人気も評価も高い1作である。
この作品を、日本を代表するキャスト・スタッフで映画化するニュースは、大きなニュースだった。
まずキャストは、主演に吉沢亮、共演に横浜流星、渡辺謙、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作といった面々。
スタッフは『悪人』(10年)などの李相日、脚本には『八日目の蝉』(11年)などの奥寺佐渡子と、数々の名作を手がけてきた名手たち。さらに李監督たってのオファーにより、カンヌ映画祭のパルム・ドール作『アデル、ブルーは熱い色』(14年)のソフィアン・エル・ファニが撮影を担当。
原作者・吉田修一も「100年に一本の壮大な芸道映画」と認めた映画の一端を知ることができる特別映像が公開された。
映像には、赤い着物に身を包み、美しい白塗り姿で堂々とセリに立つ喜久雄(吉沢亮)。運命の刻と心臓の鼓動が鳴り響くなか、「藤娘」の幕が上がっていくシーンが。
上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られた喜久雄と、半二郎の跡取り息子で名門の御曹司・俊介(横浜流星)。兄弟として、親友として、ライバルとして、ともに芸に青春を捧げていくふたりの姿……だが、喜久雄はつぶやく。「結局この世界、血やんか」。
最高峰のスタッフ・キャストによる、壮大な一代記から目を離せない。
映画『国宝』は2025年6月6日より全国公開。
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