中国・武漢をロケ地にグイ・ルンメイが路上ダンスを披露
『薄氷の殺人』の気鋭監督が描く、革新的ノワール・サスペンス 魅惑的な闇と色彩が渦巻く鮮烈なヴィジュアルで現代中国の暗部をえぐる『鵞鳥湖の夜』。この度、グイ・ルンメイが尾行中に路上ダンスを披露する本編映像を解禁!
第72回カンヌ国際映画祭でポン・ジュノ監督作品『パラサイト 半地下の家族』と並び、アジア発の衝撃をカンヌにもたらして絶賛を博した本作。
『薄氷の殺人』に続いてイーナン監督とコンビを組んだ撮影監督トン・ジンソン、照明監督にウォン・カーウァイ監督作品『花様年華』『2046』のウォン・チーミンが務め、主人公チョウにジャッキー・チェンと共演した歴史大作『1911』のフー・ゴー。そして『薄氷の殺人』で主演を務めたグイ・ルンメイとリャオ・ファンが再共演を果たすなど、中華圏を代表するキャスト、スタッフが集結した。
この度解禁する本作の本編映像は、警官殺しで逃亡中の男チョウ(フー・ゴー)の妻ヤン(レジーナ・ワン)をアイアイ(グイ・ルンメイ)が尾行しているシーンから始まる。
ヤンが入り込んだ広場では、光る靴を履いてたくさんの人々がダンスをしている。どこか殺伐とした雰囲気のはずの広場とその中で蠢く靴の光のアンバランスさが独特で、ディープでありながら珍妙な夜の雰囲気が醸し出されている。
日本でも大ヒットしたボニーMの「怪僧ラスプーチン」の曲に合わせて踊っている人たちのダンスも時代がどこかで止まってしまったような少し古くさい印象で、まさに本作の設定でもある“再開発から取り残された地方都市”がそこにはある。今は近代都市として開発が進んでいる中国・武漢が本作のロケ地のほとんどだが、そんな武漢の今では見ることができない姿を切り取っている。
行動を共にしていたチョウの妻のヤンをなぜアイアイが尾行することになったのか?何気ないシーンに見えるかもしれないこの本編映像だが、実は本作の結末に直結する重要なシーンとなっており、続きはぜひ劇場で確かめて頂きたい。
2020年9月25日公開
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