暗殺直後を捉えた本編映像
世界が衝撃を受けた“あの歴史的暗殺事件“の闇と真相に迫った禁断のドキュメンタリー『わたしは金正男を殺してない』。金正男の暗殺直後の二人の姿を捉えた本編映像シーンを解禁。
2017年2月、マレーシアのクアラルンプール国際空港で一人の男が突然倒れた。神経猛毒剤「VX」を顔に塗られて殺された男は、北朝鮮トップ、金正恩の実兄・金正男(キム・ジョンナム)。彼を殺したのはベトナム人とインドネシア人の二人の若い普通の女性だった。しかも白昼堂々と行われたこの暗殺の一部始終は空港の監視カメラにすべて納められ、そのまるでいたずらのような“ドッキリ”映像は世界を駆け巡ることとなる――。
本映像は「VX」によって神経が麻痺、タンカーで救急搬送されていく金正男の姿を捉えた後、ずっとこの事件を追いかけていたベナー・ニュースの記者が、事件現場である空港の監視カメラに残されていた映像をもとに
“暗殺直後”の彼女らの行動を分析、本映画の制作チームに向けてその“有罪性”を解説するシーンを捉えたもの。
「二人の女はそれぞれ2階へ下りトイレに入った」
「まるで二人とも手についた液体が危険だと認識しているようだ」
「二人の足取りは冷静さと計画性と自信を感じさせる」
…しかし、それらの発言にはまるで客観性が無く、彼女たちが“北朝鮮が送り込んだ刺客”である、と最初から決めつけるような解説だった。残されていた証拠に基づく推測のみをもとに、記者でさえも“有罪発言”へと誘導してしまう“映像”の恐ろしさを浮かび上がらせるようなシーンとなっている。
本作の監督は、ホロコーストの生存者であり、アメリカで最も有名なセックスセラピストであるドクター・ルースの人生に迫るドキュメンタリー『おしえて!ドクター・ルース』(2019)や、サンダンス映画祭で監督賞を受賞、アカデミー⻑編ドキュメンタリー映画賞には最終選考まで残り、エミー賞にもノミネートされた『ジェンダー・マリアージュ〜全米を揺るがした同性婚裁判〜』(2014/共同監督:ベン・コトナー)で、カリフォルニア州で結婚を男女間に限定する法律、通称「提案8号」を憲法違反だとして、州を相手に起こした裁判の舞台裏を5年以上にわたって追いかけた作品などで知られる、ドキュメンタリーの気鋭・ライアン・ホワイト。
謎に包まれた北朝鮮の都市・平壌や逮捕された二人の故郷であるインドネシアやベトナム、そして裁判の行われているクアラルンプールの法廷を飛びまわり、公然と行われた殺人と、命をかけて戦う二人の女性の信じられないような事実と驚くべき物語を本作で映し出している。
2020年10月10日公開
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