「若くて自立した、強い女性の物語」4人の“パピチャ”達が見どころを語る
第45回セザール賞<新人監督賞><有望若手女優賞>2冠!アルジェリア“暗黒の10年”を舞台に描く、真実から生まれた希望の物語『パピチャ 未来へのランウェイ』。新進女優リナ・クードリをはじめ、アルジェリア出身の4人の“パピチャ”たちが作品の魅力などを語る特別映像が解禁!
本作は、物語の舞台であるアルジェリアに17歳まで暮らし、この映画が長編映画監督デビュー作となるムニア・メドゥール自身の経験から生まれた物語。アルジェリアで1991年に始まった内戦、いわゆる<暗黒の10年>を舞台に、過激派のイスラム主義勢力によって内戦下で横行していた弾圧の真実を、ファッションデザイナーを夢見る少女の視点で劇的かつ瑞々しく描ききっていく。タイトルの“パピチャ”とは、アルジェリアのスラングで“愉快で魅力的で常識にとらわれない自由な女性”という意味。
第72回カンヌ国際映画祭ある視点部門に出品されるや、全編にほとばしるそのエネルギーで世界を圧倒。媚びず、流されず、自らのために立ち向かう少女達の力強さは観客に勇気を与え、性差による抑圧に対する解放の賛辞だとして話題を呼んだ。しかし、昨年12月に大統領選を控え政治情勢が不安定となっていた本国アルジェリアでは、昨年9月に実施が予定されていた先行上映が当局によって説明なしに中止され物議を醸す事態に。そして未だに本国での公開には至っていない。
1990年代、内戦下のアルジェリア。ファッションデザイナーを夢見る大学生のネジュマは、親元を離れ大学寮で暮らしている。過激派のイスラム主義勢力の台頭による抑圧が日に日に増していく中で、ネジュマをある悲劇が襲い、彼女は自由と未来のために命がけでファッションショーを行うことを決意する。そんなネジュマと時にはしゃぎ合い時に励まし合いともに青春の時間を過ごし、ネジュマのファッションショー実現のためにともに奮闘するのがルームメイトの仲間たちだ。
ネジュマを演じる注目の新進女優リナ・クードリをはじめ、アルジェリア出身の4人の“パピチャ”たちが作品の魅力などを語る特別映像が解禁に!
本作の脚本を初めて読んだのは4年以上であると語るクードリは「この映画は例え何があっても絶対に作りたかった。エネルギーを溜めてた」と振り返る。
2020年10月30日公開
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