石井杏奈主演!美しくも残酷な記憶をめぐるミステリー
吉野朔実原作、石井杏奈主演の映画『記憶の技法』が2020年11月27日に公開!迷子の自分を探すため、失われた記憶のピースをたぐり寄せる――サスペンスフルかつ幻想的な予告編が完成!
代表作「少年は荒野をめざす」「ジュリエットの卵」「恋愛的瞬間」のほか、いくつもの心揺さぶる珠玉の傑作漫画を世に送り出し、2016年に急逝した吉野朔実。人間の深遠なる“心”の領域を探求したその作品世界は、美しくも時に残酷で、孤高の文学的な香りを漂わせ多くの読者を魅了している。
初の実写化となる本作の主人公・華蓮に、ダンス&ボーカルグループ「E-girls」のパフォーマーであり、ドラマや映画にと女優としての活躍も目覚ましい石井杏奈。ある日突然、大好きな両親が本当の親ではないという衝撃の事実に直面した女子高校生の心の変化と成長をみずみずしく演じる。偶然の成り行きで華蓮の旅のパートナーとなり、自らも心に葛藤を抱える孤独な少年、怜に扮するのは、本作が惜しくも引退作品となった栗原吾郎。物語のキーパーソンと言うべき金魚屋の青年役を柄本時生、華蓮を深く愛しながらも重大な秘密を隠し持つ両親役を小市慢太郎、戸田菜穂といった実力派キャストが好演する。
このうえなく繊細にして奥深い吉野ワールドの映画化に挑んだのは、巨匠、黒沢清の愛弟子である池田千尋監督。黒沢作品『クリーピー偽りの隣人』や青山真治監督の最新作『空に住む』に共同脚本で携わった注目の気鋭が、思いがけない恐怖が待ち受ける少女の心の旅路を、濃密なスリルと豊かなエモーションを息づかせて紡ぎ上げた。
予告編では、石井杏奈演じる奇妙な記憶喪失癖に悩む主人公、鹿角華蓮(かづの・かれん)が、韓国への修学旅行のためにパスポートを申請した際、戸籍抄本に不可思議な記載をみつけ、自らの過去に疑問を抱く様子、ルーツ探しに協力してくれた、栗原吾郎演じる青い目を持つ同級生、穂刈怜(ほがり・さとい)と出生地の福岡へと旅立ち現地調査する2人が描かれる。
挿入されるフラッシュカットが、華蓮を待ち受ける想像を絶する驚愕な過去を予測させる中、「どんなに嫌な記憶でも…取り戻したい」と、未来への一歩を踏み出すため、ありったけの勇気を奮い起こして真実を追い求める華蓮の姿が描写されている。
2020年11月27日公開
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