こんなカエルに誰がした!?
2020年の「サンダンス映画祭 2020 審査員特別賞新人賞」を受賞した『フィールズ・グッド・マン』(原題: Feels Good Man)の日本公開が決定!人気アーティストが生み出したキャラクターが辿る数奇な運命と社会の今を、アニメーションを織り交ぜて描き出したドキュメンタリー。
マット・フューリーの漫画「Boy’sClub」は、チルでハッピーなキャラクターたちが繰り広げる若者のリアルな日常を描き、カルト的な人気を博した。
しかしその主人公ぺぺが放ったセリフ「feels good an(気持ちいいぜ)」が全ての始まりとなる。いつからか掲示板やSNSには、このセリフと共に“ネットミーム”として改変されたぺぺが溢れだした。2016年アメリカ大統領選時には、匿名掲示板「4chan」でオルタナ右翼たちが人種差別的なイメージとともにぺぺを大拡散。挙句にADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定される始末…。マットの思いとは裏腹にぺぺの乱用は更に加速し、なんとトランプ大統領の誕生に一役買うまでになり…。
監督のアーサー・ジョーンズは、友人のマットを助けるため本ドキュメンタリーを制作。アニメーションを駆使しながら今最もホットでダークな問題を浮き彫りにした。さらにNetflix「ボージャック・ホースマン」のリサ・ハナウォルトや漫画家のジョニー・ライアンなど、気鋭クリエイターたちも登場。フィクション=ミームが現実世界に影響を与える時代におけるクリエイターの苦しみと喜びも描かれる。
サンダンス国際映画祭新人賞を受賞、アメリカNo1映画批評サイト「ロッテントマト」で96%Freshを獲得し海外メディアからも絶賛された本作が遂に日本上陸!SNS、ヘイト、デモ、仮想通貨、大統領選、陰謀論…時代に翻弄され続けるペペの“蛙生”から観た世界の今とはーー。
『フィールズ・グッド・マン』は2021年3月12日公開。
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