映画『君の誕生日』特別映像

#ソル・ギョング#チョン・ドヨン#君の誕生日

母役チョン・ドヨンが称賛する子役キム・ボミン

韓国を代表する名優ソル・ギョング×チョン・ドヨン待望の再共演。2014年4月、韓国全土を悲しみで包んだセウォル号沈没事故、遺族の喪失と愛を描く感涙必至の物語『君の誕生日』。2020年11月27日よりシネマート新宿ほか全国ロードショーに決定!

2000年の『ペパーミント・キャンディー』で新人俳優賞を総なめにし、2002年の『オアシス』、そして2003年の『公共の敵』でも数多くの主演男優賞を受賞、近年もアルツハイマーの連続殺人鬼を演じた『殺人者の記憶法』や、『1987、ある闘いの真実』での民主運動家役が記憶に新しいソル・ギョング。

そして、2007年の『シークレット・サンシャイン』でカンヌ国際映画祭の主演女優賞を獲得し、2010年の『ハウスメイド』がカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出され、“カンヌの女王”と称されるチョン・ドヨン。

韓国映画界を代表するトップ俳優二人が2001年の『私にも妻がいたらいいのに』以来、18年ぶりの共演を果たしたことで大きな話題を呼んだ本作。大事な子供を亡くした喪失感と、切ない愛を抱きながら生きる遺族の姿を名優にふさわしい渾身の演技と真心で熱演している。

更には『シークレット・サンシャイン』『オアシス』『バーニング劇場版』などで世界の映画界を魅了する巨匠イ・チャンドン監督のもとで経験を積んだ新鋭イ・ジョンオン監督が本作で長編デビューを飾る。

今回解禁となる特別映像には、まず事故で兄を失った妹イェソルを演じた子役キム・ボミンについての紹介が収められており、共演したチョン・ドヨンとソル・ギョングから「こちらも自然な感情が生まれた」「感じるがままに反応するのでウソがない」と称賛を惜しまない。2010年生まれながら、2016年にはドラマ「凍える華」でKBS演技大賞男女青少年演技賞の候補にも上がった天性の演技力は本作でも遺憾なく発揮されている。

続いて、海外勤務のために息子がこの世を去った日にそばに居られなかったこと、そして家族を支えられなかったことに罪悪感を抱えている父ジョンイルを演じたソル・ギョングが、自身の演じた役柄について「抑えた演技をするはずが、演じていると胸がいっぱいになり抑えられませんでした。」と振り返る一方、監督のイ・ジョンオンは深い苦しみや悲しみを抱え込み一切表に出さないキャラクターと説明している。

最後に息子を失った深い悲しみから抜け出せない母スンナムについて、チョン・ドヨン自身が「感情移入しすぎて客観的に見られなくなるのが怖かった」と振り返るとおりの熱演を披露。一度は出演オファーを辞退したものの、イ・ジョンオン監督がボランティアや遺族に向き合い、リサーチやインタビューを重ねて書き上げたシナリオの力強さに出演を決意したと語る本作への没入度が、短い映像ながら伝わる。

『君の誕生日』は2020年11月27日公開。