2019年香港民主化デモ、若者たちの姿を克明に記録した日本人がいた
目をそらすな。激動の香港で始まったかつてない国家の弾圧―若者たちの抵抗。衝撃と怒りの28分『香港画』。高まる緊張 飛び交う怒号 振り下ろされる警棒。その血は何のために流されたのか――
「逃亡犯条例改正案」をきっかけに2019年6月よりエスカレートしていった香港民主化デモ。デモ隊と警察の激しい衝突の様子は日本でも日々報じられていたが、デモに参加した若者たちの声や訴えは日本にいるわたしたちにどれだけ届いたのだろうか。香港の若者たちはなぜ、何のために闘うのか。翻って私たちは彼らの声にどのように向き合うのか、応えるのか。観るものを圧倒し「あなたは闘っているのか?」と問われざるを得ない衝撃作、勇気をもって対峙せよ。
2019年10月。たまたま仕事で滞在していた香港でデモ隊と遭遇した堀井威久麿監督は、デモに参加している人々の若さに驚き、彼らが何を考え、何を発信しているのかを知るために記録し始める。若者たちの声を聞き歩きながら、デモ隊と警察が衝突する中でも撮影を敢行。彼らと同じように催涙ガス、ペッパースプレーを浴びながら製作を進め、28分のドキュメンタリー映画としてまとめ上げた本作は、お披露目となった門真国際映画祭2020でドキュメンタリー部門・最優秀賞を受賞。映画祭のオンライン上映では、地元・香港からもたくさんの人々に視聴され、現地新聞でも大きく取り上げられ注目を集めている。
『香港画』は2020年12月25日公開
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