「映画は我々の希望」と来年への布石を誓う!
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、通常の6月開催を延期し、一時開催が危ぶまれていたフランス映画祭。日仏連携の上、様々な困難を乗り越えて、2020年12月10日に28回目の開幕を迎えた。4日間の会期を終え、12月13日に大盛況の内に閉幕した。
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本年は新型コロナウイルス感染予防対策をとっての開催となった。初日の日産グローバル本社ギャラリーにて行われたオープニングセレモニーは無観客にて実施。フェスティバル・ミューズの米倉涼子が水色の着物で華やかに登壇。横浜でフランス映画祭が開催される喜びを語り、開幕宣言を行った。また、来日が叶わなかった本年度フランス代表のイザベル・ユペールや上映作品のアーティスト達からのメッセージ動画を紹介した。
同日夜にはユペール主演『ゴッドマザー』を2会場に分けてオープニング上映。イオンシネマみなとみらいでは座席を制限して上映。並行してワールドポーターズ特設会場では日産自動車の協力の下、電気自動車(EV車)限定のドライブ・イン・シアターを開催。映画祭において、日本初の試みとなった。
2日目にはショートショートフィルムフェスティバル&アジア(SSFF&ASIA)とコラボレーションし、特別マスタークラスを初のオンラインで実施。短編映画『真西へ』のアリス・ドゥアール監督、『アデュー』のマティルド・プロフィ監督がフランスから参加し、日本の学生たちの質問に真摯に答えた。
通常上映は今年もイオンシネマみなとみらいで実施。座席数を制限して、10本の新作フランス映画を上映。本編上映後には、上映作品のアーティストたちによるQ&Aの特別映像を上映し、遠くフランスより日本の観客の皆様へ熱い想いを届けた。今年はフランス映画祭のYoutubeチャンネルを開設。最初にフランス大使館で行った記者会見の様子や、米倉涼子からの開催のメッセージなど、色々な事情で今年はフランス映画祭にご参加いただけない皆様にもお楽しみいただける形をとった。
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