まさに日本版『ソーシャル・ネットワーク』
棋士になる夢を諦めた男が、冴えない大学生活で見つけた常識破りの挑戦!実際の対局から生まれた、感動の青春物語『AWAKE』。茂木健一郎(脳科学者)が『AWAKE』に感嘆&絶賛!!山田監督との対談特別映像解禁!!
本作は、2015年に実際に行われ、当時、ネットユーザーや将棋ファンの間でかなりの物議を醸した棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、山田篤宏監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。天才に敗れ棋士になる夢をあきらめた主人公が冴えない大学生活を送っていたある日、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見出し、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語。
主演に、2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」主演が決定し、飛ぶ鳥を落とす勢いの俳優・吉沢亮。共演に、31歳にして芸歴30年を誇る若手実力派・若葉竜也、映画・ドラマ・舞台と幅広いジャンルで活躍する落合モトキ、昨年第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞を受賞し注目が集まる寛一郎。更に、馬場ふみか、川島潤哉、永岡佑、森矢カンナ、中村まことら、確かな実力を持つ面々が顔を揃えた。
このたび解禁になるのは、脳科学者の茂木健一郎と山田篤宏監督の対談映像。
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本作を見た茂木はFacebookの創成期を描き、3部門でオスカーを受賞した『ソーシャル・ネットワーク』(2010)と感触が似ていたと語る。Facebook創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デヴィッド・フィンチャーが描いた作品だ。一見接点のなさそうなこの作品と本作が重なったという理由は、「人工知能に取り組んで、スタートアップ(起業)する若者たちの熱気」と、将棋のプロを養成する機関・奨励会のそれが似ているからだという。そして「奨励会って若き天才たちが集い、切磋琢磨する場で、そこでみんなどんどん新手を開発する。イノベーションの競争みたいになっている」と指摘し「そういう感触のある日本映画がなかなかなかったので、これはイイ!と思った」と絶賛。それを受けて山田監督は「実は撮影にあたって『ソーシャル・ネットワーク』を参考にした」という。理由の一つとして英一(吉沢亮)もザッカーバーグも同じプログラマーであったからと明かす。
さらに茂木は、英一役を演じた吉沢亮について「すごい美形の人で、いい演技をしていましたね」と言うと、山田監督は「撮影中の(イケてない役)のイメージが強すぎていまだにカッコイイ吉沢さんを見ると“あれ?”って思っちゃいますね」と苦笑。棋士の陸役を演じた若葉竜也についても「すごい存在感がある」と称賛する茂木。山田監督は「彼は指し手の練習のために四六時中駒を触っていましたから。最終的にはプロが見ても、完璧でまったく違和感がない(と太鼓判をもらった)」ほどに上達したことを伝えた。
その後も二人の話題はAI将棋と現在の将棋界にまで話が及ぶ。AI将棋の進歩が、棋士の思考にある変化を生じさせたことを、具体的に茂木と共著のある羽生善治九段や藤井聡太二冠の名前を挙げながら二人は語り合う。将棋を巡り人工知能と棋士の関係性について強い関心を持つ二人。さながらトップ棋士同士の対局のような興味が尽きない対談となっている。
二人の対談の模様は劇場パンフレットに収録予定。
『AWAKE』は2020年12月25日公開
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