のん気なカエルのぺぺが極悪なヘイトシンボルに認定!?
ハリウッド俳優、ジャック・ブラックが「必見!」と豪語するドキュメンタリー映画『フィールズ・グッド・マン』。現代社会の絶望と、その先のかすかな希望を描く本作は、2021年3月12日ユーロスペース、新宿シネマカリテにて公開!ほか全国順次。
マット・フューリーの漫画「Boy’sClub」は、チルでハッピーなキャラクターたちが繰り広げる若者のリアルな日常を描き、カルト的な人気を博した。
しかしその主人公ぺぺが放ったセリフ「feels good an(気持ちいいぜ)」が全ての始まりとなる。いつからか掲示板やSNSには、このセリフと共に“ネットミーム”として改変されたぺぺが溢れだした。2016年アメリカ大統領選時には、匿名掲示板「4chan」でオルタナ右翼たちが人種差別的なイメージとともにぺぺを大拡散。挙句にADL(名誉毀損防止同盟)からヘイトシンボルとして正式認定される始末…。マットの思いとは裏腹にぺぺの乱用は更に加速し、なんとトランプ大統領の誕生に一役買うまでになり…。
監督のアーサー・ジョーンズは、友人のマットを助けるため本ドキュメンタリーを制作。アニメーションを駆使しながら今最もホットでダークな問題を浮き彫りにした。さらにNetflix「ボージャック・ホースマン」のリサ・ハナウォルトや漫画家のジョニー・ライアンなど、気鋭クリエイターたちも登場。フィクション=ミームが現実世界に影響を与える時代におけるクリエイターの苦しみと喜びも描かれる。
サンダンス国際映画祭新人賞を受賞、アメリカNo1映画批評サイト「ロッテントマト」で96%Freshを獲得し海外メディアからも絶賛された本作が遂に日本上陸!SNS、ヘイト、デモ、仮想通貨、大統領選、陰謀論…時代に翻弄され続けるペペの“蛙生”から観た世界の今とはーー。
映画『フィールズ・グッド・マン』は2021年3月12日公開
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