母と小さな娘たちが小さな家を建てる物語が
この困難な時代を照らす!
『マンマ・ミーア!』監督×『女王陛下のお気に入り』製作陣が贈る、アイルランドの新星クレア・ダンが脚本/長編初主演作の『サンドラの小さな家』。住む場所を無くした母と小さな娘たち。隣人たちと生きづらいこの世界に立ち向かう、奮闘と希望の感動作。
本作は、ダブリンを舞台に、住まいを失った若い母親サンドラと2人の娘たちが、隣人たちと助け合いながら自らの手で小さな家を建てる物語。この困難な時代を照らす、奮闘と希望の感動作だ。
『マンマ・ミーア!』や『マーガレット・サッチャー鉄の女の涙』のフィリダ・ロイドが監督し、『女王陛下のお気に入り』や『ルーム』を手掛けたエレメント・ピクチャーズが製作を手掛ける。イギリス・アイルランドの実力派チームが結集した本作の中心人物は、脚本・主演を務める、映画界が出会った新たなる才能クレア・ダンだ。舞台を中心に活躍する女優だったダンは、シングルマザーの親友から「アパートを追い出されて行き場がなくなる」という電話を受けたことをきっかけに、本作の脚本を執筆。当時自身が出演中だった舞台を演出していたロイド監督に送ったところ、初の映画脚本とは思えぬ高い完成度と物語の魅力に圧倒され、ロイド監督の「クレアが主演するなら」という熱烈ラブコールのもとで本作の製作が決定した。
長編初主演のダンの脇を固めるのは、イギリスの大英帝国勲章を持つベテラン女優のハリエット・ウォルター(『つぐない』、「ザ・クラウン」)、イギリスの演劇界で最も権威あるローレンス・オリヴィエ賞を2度受賞し「ゲーム・オブ・スローンズ」のヴァリス役でも知られるコンリース・ヒル。母サンドラを支える娘役の愛らしい子役たちの名演も見逃せない。また、ミュージカルで高く評価されるロイド監督ならではの、Sia「Chandelier」、The Cranberries「Dreams」といった誰もが一度は聴いたことのあるヒットチューンをふんだんに使った演出も、観客を楽しませてくれる。
一人ではできないことも、仲間の助けがあれば乗り越えられる。そんな、コロナ禍の世界に希望を与えてくれるようなテーマを、「家を建てる」ことを通じて象徴的に描き出す本作。家庭内暴力、ひとり親の貧困、ハウジングファーストなど、日本にも共通する社会問題にも鋭く切り込んでおり、「ケン・ローチを彷彿とさせる」(Celluloid Dreams)と評されるように、格差や自己責任の時代に向けた力強いメッセージを放っている。
『サンドラの小さな家』は2021年4月2日公開
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