菅田将暉と有村架純がダブル主演の本作。公開から約1ヵ月以上経過して勢いは衰えず、驚異のV6&観客動員数200万人越え&興行収入27億円を達成し、さらに記録を更新し続けている。この度6週連続1位という大ヒットに感謝を伝えるべく2021年3月10日に山音麦役の菅田将暉と土井裕泰監督が登壇し、大ヒット御礼トークイベントが緊急開催された。
『東京ラブストーリー』(91)、『Mother』(10)、『最高の離婚』(13)、『Woman』(13)、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(16)、『カルテット』(17)、『anone』(18)など、常に私たちの心を捉えて離さない、多くの連続ドラマを手掛けてきた脚本家・坂元裕二。2020年の東京を舞台に今を生きるすべての人へ贈るラブストーリーは、初の映画オリジナル作品となる。
監督を担うのは2020年に公開された映画『罪の声』の記憶も新しい土井裕泰。『いま、会いにゆきます』(04)、『ハナミズキ』(10)、『映画 ビリギャル』(15)など多くの大ヒット映画を手がけてきた土井監督と映画では初となる坂元裕二とのタッグは、ドラマ『カルテット』以来となる。
ファンからの質問に次々に回答。親身な恋愛アドバイスも
第45回香港国際映画祭「Fantastic Beats」部門に正式招待されることが決定し、海外へ向けても“はな恋現象”がじわじわと広がりつつある中、コロナ禍にも関わらず6週連続1位という大ヒットについて、菅田将暉と土井監督が集まったファンに向けて感謝の気持ちを伝えた。
「あまりに大ヒットしていて、本当にこんなことになるとは思っていませんでしたし、ありがたい現象だなと思います。周りの反響もすごくて、色々な人から連絡をいただきますし、現場でも見たよという声をもらいます。皆、めっちゃ語ってくれるんですけど、この映画ならではの現象なのかなと思います。ちょうどOKAMOTO’Sのレイジ君が今日見てくれたみたいなんですが、『最後のファミレスのシーンで、麦くんと同じタイミングで同じ熱量、同じ量の涙が出た』と言っていました」と、周りでも大ヒットの影響は大きいことを喜ぶ菅田。
また「男女で感想を分けるのは違うなと思っていたんですが、女性と男性の意見が結構違っていたのも面白かったです。女性の意見は表情もにこやかで、あんな恋愛分かるよね、したいよねって生き生きと喋っているのに、男性は昔付き合っていた女性のことを思い出しながら、しみじみと懐かしんでいることが多いんです」と男女による感想の違いについても興味深く語った。
会場では事前に公式Twitterで募集した質問にも回答。沢山の質問が入った箱の中から1枚ずつ引き当て、「麦くんと絹ちゃんは2025年、どう過ごしていると思いますか?」「坂元さんが想定していたターゲットの10代や20代以外にも、幅広い年代にこの映画が刺さった一番のポイントはどこだと思いますか?」といったファンからの質問に、菅田と土井監督が思い思いに答えていった。
最後に菅田が引いた質問は遠距離恋愛について。
「私は中学の同級生だった彼と付き合って1年半が経ちますが、遠距離恋愛なので月に2回会えたら良い方です。社会人と学生の恋愛は難しいとよく言いますが、どうすれば今後も仲良く続けられると思いますか?」という真面目な恋愛相談。これには菅田頭を悩ませ、「なるべく会う回数を増やせたらいいですけど、難しいですよね。電話にしろ、会うにしろ、なるべくコミュニケーションをとる。毎日ではなくていいけど、顔を見たり、声を聞いたり、お互いが生きている証が交差する時間が増えたらいいなと思います。物理的に会わなくなると、好き嫌いじゃなくて、気持ちが薄れていく可能性もあるので……」と親身に答えていた。
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